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助けて!神様・仏様

2022.07.23 更新 ツイート

モラハラ夫から心理的に独立し、再起を図りたいときに頼る神様 岡映里

(イラストbyただのカツオ)

今回のお悩み人「私が仕事を始めたら、夫が不機嫌になりモラハラ状態です」

仕事を始めて1年半が経過した41歳の女性です。それまではふたりの子供を育てる専業主婦兼、家業を継いだ夫の手伝いをしながら生活していましたが、末っ子が中学に入学したことをきっかけに一念発起し、子供たちに接する仕事をしたいと考えて、今のお受験塾にパート採用していただきました。職場にも恵まれ、徐々に任せてもらえる業務も増えてきて、充実感を感じております。教育に関する知識を深めようと、4月からは通信制の大学にも入学しました。今後もっともっと仕事をしていきたいです。ところが、最近になって夫の機嫌がものすごく悪いのです。お前に仕事は無理だとか、自分の子供の世話もまともにできないのにとか、口を開けば私の存在を否定するようなことを言ってきます。はっきり言ってモラハラに近い状態になってきてしまっています。夫に自分の仕事を理解してもらい、応援してもらうにはどうしたらいいでしょうか。(R・41歳パート)

 


死ぬときに自分が自分の人生をどう思うか、想像してみましょう

Rさんの夫は、Rさんに仕事をしてもらいたいのではなく、これまで通り家事に専念してもらいたいのでしょうね。

夫に自分の仕事を理解してもらいたいという気持ちはとてもよくわかります。

だって、妻であるRさんは夫の仕事を理解してあげていますしね。

理解してあげているからこそ、働きに出ず、子育てを一手に担当することにしたのでしょうし。

ですが、夫が、仕事をするRさんを理解し、受け入れるかどうか……、どう話せば、どう行動したら確実にわかってくれるのか。

その「正解」はありません。ものごとに百発百中はないからです。

Rさんは夫に対して、言わなければわかってくれないことは言うべきですし、自分の思いを行動で表現してみるのはとても大事です。

それでも、わかってくれない場合はあります。

ですから、「言うべきことは言って、やるべきことはやって、それでもわかってくれなければいったんあきらめる」。そして、時間をかけて、理解してもらえそうな次のチャンスを狙っていくのがいいでしょう。

そして、Rさんは、死ぬときに自分で自分の人生をどう思うかを想像してみるといいかもしれません。

現時点でRさんに用意された選択肢は二択です。1.仕事をやめるか、2.仕事を続けるか、です。

  1. 夫の意向に従って、自分のやりたいことをやらず、社会と接点を持たずに、主婦として一生を終えることを選んだ。
  2. 夫にがみがみ言われ、モラハラも受けたが、やりたいことをやると決め、仕事を続けた。

1を選んだときは、死ぬときにどんなことを思うでしょうか? やはり、「やりたいことをやればよかった」と後悔するのではないでしょうか?

2を選んだ場合はどうでしょうか?「やりたいことはやれたが、夫とは不仲になった」と思うのかもしれません。

しかし、1を選んだ場合も、2の「夫と不仲に」ならずに済むかというと、おそらくそうではないのです。1を「選ばされた」Rさんは、夫を恨むか、嫌いになるか、いずれにせよ良い感情で夫に接することはできなくなるでしょう。

整理します。

1.「仕事をやめる」を選んだ場合、どうなるか

  • 夫に対して不満や恨みを抱く
  • やりたいことができない
  • 夫は自分の言うことを聞いてくれたRさんに満足する
  • 自分独自の収入を得にくくなる

2.「仕事を続ける」を選んだ場合、どうなるか

  • 夫に対して不満を抱くかは未知数
  • やりたいことをやれる
  • 夫はRさんに不満を抱く
  • 自分独自の収入を得ることができる

もっと細かく洗い出すことも可能ですが、いずれにせよ、どちらにも、メリット・デメリットがありますよね。

どちらのメリットが自分にとって好ましいか、そして自分が「耐えられる」デメリットはどちらなのか。自分の性格と相談して、二択のうちのひとつを選んでいくのがよいのでしょうね。

私個人の意見を申し上げるとすると、ここで注目するべきなのは、自分独自の収入を得られるかどうか、という点です。

仕事を続けていくと、Rさんには様々な経験に裏打ちされた自信が生まれてきます。社会と関わっている、社会の歯車として役に立っているという自信。大学にも進学し、仕事もさらに重要な内容を任されるようになり、待遇もパートから正社員へと変わっていく可能性も十分にあります。

そして何よりも「自分でお金を稼げている」という自信です。この自信がついてくると、Rさんのオーラと言いますか、在り方にも力が生まれてきます。するとRさんの夫は、Rさんに対して今まで以上に、「話が合わない」「価値観がずれてきた」と感じるようになるはずです。

でもそんなときに、収入さえあれば、夫から自由になる、離婚をして子供とともに生きていく、という選択肢をとることができるのです。

一方で、仕事をやめて主婦に戻ったとしても、今後夫のモラハラが止まらずにエスカレートする可能性は十分あります。なぜなら、それが夫の「本性」だからです。一度見せてしまった本性を、ひっこめることができる人は稀です。

しかし、主婦に戻ったRさんには自分独自の収入がない。その状況では、夫から自由になるという選択肢を選ぶことすらできなくなってしまいます。

結局、社会と関わる方向で一方が踏み出してしまったのだから、そのまま行く。それが一番いいのではないか、と私は思います。

さて今回ご紹介するのは、アカルヒメです。モラハラ夫から心理的に独立し、再起を図ろうと決めることがあるならば、必ず助けになってくれる神様です。

というのもこのアカルヒメがまさにモラハラ夫から独立して、再起を図った女神さまだからです。

古事記の現代語訳です。

阿加流比売(アカルヒメ)は、夫・天之日矛(アメノヒボコ)をかいがいしく世話した。
しかし天之日矛は心驕り、妻をののしるので、「私はあなたの妻になる女ではありません。祖先の国に帰らせて頂きます」と言って、すぐに小船に乗って逃げ、難波に留まった(難波の比売碁曽(ヒメコソ)の社とされる)。
天之日矛は、すぐに追いかけていって、難波に渡ろうとしたが、海峡の神がそれを遮って入れさせなかった。

決意とやり直しの女神様として、アカルヒメは大阪・姫嶋神社をはじめとして篤い信仰を集めています。

Rさんも「そのとき」が来たら、一度訪ねてみるといいと思います。応援しています。
 

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岡映里

作家・占い師・精神保健福祉士。1977年埼玉県三郷市生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、2000年に新潮社に入社。週刊新潮記者として東日本大震災を取材、その時の体験を『境界の町で』(リトルモア)にまとめ、作家デビュー。2017年4月に独立した。現在は震災で得た双極性障害の闘病と克服の体験から、精神疾患に苦しむ人に向けたソーシャルワークとカウンセリングを活用した占い師として活動している。photo by Pascal Vossen

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