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助けて!神様・仏様

2023.09.01 公開 ポスト

美容整形で失敗してしまったときに救ってくれる神様岡映里

(イラストbyただのカツオ)
 

今回のお悩み人「二重にする整形をしたら変な顔になってしまい、落ち込んでいます」

20歳の大学生です。女性です。物心がついたころから、自分の目が嫌いでした。一重で蒙古襞(もうこひだ)があり、笑うと目がなくなってしまう小さい目……、自分で二重の癖をつけようとしたりアイプチをしたりいろいろやりましたが、自然と二重になることはなく、大人になったら絶対に整形して大きな二重瞼の目になろうと決めていました。そのために、お年玉もためてきましたし、貯金も頑張ってきました。大学も、美容整形の病院がたくさんある東京にある学校を選び、上京しました。一人暮らしを始めてからは、評判をよく調べて病院を決め、手術をしました。
ところが整形手術に失敗してしまったのです。お医者さんの意見を聞かなかったのもよくなかったのかもしれませんが、とにかく目を大きくしたい一心で、目頭を大きく切りすぎたのだと思います。目が大きすぎて不自然なのです。そして、目と目の間が近くなりすぎ、バランスがおかしいのです。目の形も切れ長になりすぎて、エジプトのミイラの目のような……。自分が理想としていた顔と違って、顔立ちがはっきりしすぎて毎日鏡を見るたびにびっくりして落ち込んでしまいます。顔が変わりすぎて、両親にもばれてしまうと思い、実家にも帰れません。
私はどうしたらいいでしょうか? こんな私を救ってくれる神様がいたら教えてください。よろしくお願いします。

あなたが自分を好きになることで、「新しい目」は魅力的になります

目的達成のため、貯金を頑張り、大学受験のための勉強もしっかりと行い、さらに病院選びも万全にしてきたあなたは、物事を成し遂げる力を人一倍持っている女性です。ですが、あなたは自分の力で勝ち取った「結果」を受け入れられていない。注意深く、用意周到なあなたが決めた手術ですから、その結果作り上げられた新たな目は、おそらく、「不自然」でも「おかしく」もなく、ご自身の顔のほかのパーツとも均整がとれているはずなのに、です。

なぜ、今の自分の顔を受け入れられないのでしょうか。

それは、顔が変わっても、考え方が変わっていないからです。

あなたは、物心がついたころから、自分の顔を「減点法」で見てきました。「小さい目だからダメ」「蒙古襞があるからダメ」「今流行りの顔じゃないからダメ」……、こんなふうに、自分自身への声掛けは、ネガティブな言葉ばかりだったのではないでしょうか。そして、ご自身が「減点法」の考え方をしていると気がつかない限り、目が二重になろうが、鼻が高くなろうが、自分へのダメ出しは続くことになってしまいます。

どんな顔になろうが、自分が嫌い。それではせっかく変わろうと決意して実行に移したあなた自身がかわいそうですし、あなたのご両親も、整形したのに幸せそうでもない様子の娘を見るのはつらいと思います。

まずは自分の顔を好きになりましょう。自分の顔をほめる習慣をつけてください。「切れ長の目がかっこいい」「クレオパトラみたいな品のある目になった」「大人っぽくてクールなイメージで素敵」などなど。

自分をほめることを習慣にすれば、自然と表情も堂々としてきて、魅力的なオーラが出てくるようになります。堂々としていて、自己肯定感が高い人というのは、なぜか他人にも好かれるものです。

そして、あなたは気がつくことになると思います。「目の形」に正解はなく、自分が自分の顔のパーツを好きで受け入れられているかどうかが大事だということに。そして、今の自分の目、顔を受け入れて愛することができなければ、また整形手術に頼ることになってしまい、永遠に「正解」を求め続けることになってしまうということに。

ぜひ、今の自分の顔を好きになってください。そして、自分を減点法で見るのではなく、良い言葉をかけてあげて自分を大事にしてあげてください。

今回ご紹介する仏様は「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」です。この仏様は通称「トイレの神様」とも言われ、お寺のトイレによくこの仏様のお札が貼ってあります。烏枢沙摩明王は強い火炎の力によってあらゆる不浄を焼き尽くしてしまう強いパワーをお持ちです。だからこそ建物の中で最も不潔とされるトイレの神様になったわけですが、この強い力によってあなたの心に巣食うどろどろとした部分も焼き尽くしてくれることでしょう。

ぜひトイレを掃除するときは、烏枢沙摩明王に、「自分で自分に泥を塗ってしまうようなネガティブ思考を焼き尽くし、良い考え方に変わって自分を好きになれますように」、そんなふうにお願いしてみてください。

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助けて!神様・仏様

日本の神様や仏様には、それぞれ得意分野があるのをご存じでしたか? 願い事や悩み事があるとき、それに合った神様・仏様を訪ねれば、ご利益倍増。「神仏コンシェルジュ」の岡映里が、あなたにぴったりの神様・仏様をお教えします!

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岡映里

作家・占い師・精神保健福祉士。1977年埼玉県三郷市生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、2000年に新潮社に入社。週刊新潮記者として東日本大震災を取材、その時の体験を『境界の町で』(リトルモア)にまとめ、作家デビュー。2017年4月に独立した。現在は震災で得た双極性障害の闘病と克服の体験から、精神疾患に苦しむ人に向けたソーシャルワークとカウンセリングを活用した占い師として活動している。photo by Pascal Vossen

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