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助けて!神様・仏様

2022.11.11 更新 ツイート

離婚したいのに離婚できない人の願いをかなえてくれる神様 岡映里

今回のお悩み人「妊娠中に浮気されました」

28歳主婦です。現在、2歳児をほぼワンオペで育ててます。子供が、夜全くと言っていいほど寝ない、発語がない、歩かないなどの兆候があったため、診断を受けたところ、発達障害との診断を受けました。家では予測不能な動きを繰り返す子供から目が離せず、かといって頼りになる親族もなく、孤立無援の状態です。夫は家事と育児をかなり手伝ってくれるのですが……。でも、その夫と私は離婚したいのです。
離婚したい理由は、私が妊娠中に夫が浮気したからです。相手は風俗の女性でした。謝ってくれましたしすごく反省もしてくれているのですが、どうしても許すことができません。別れたいのですが、子育てにかかりきりの私には、経済力がなく、夫の収入を頼りにするしかない状況で、すごくフラストレーションがたまります。
どうしたら、経済的に自立し、夫と別れて、なおかつ子育てもしっかりできる環境を作ることができるでしょうか。すべての願いをかなえてくれる神様がいたら、ご紹介ください。(りりす 28歳 主婦)

 

必ず訪れる「その日」を待つために必要なものがあります

イワナガヒメを祭る京都の貴船神社(写真:iStock.com/gandhi)

「置かれた場所で咲く」のは昔の人が好む考え方で、現代ではもはやそんな忍耐は不要。夫と別れたければ別れればいいし、置かれた場所が嫌ならそこを去ればいい――そんな考え方が主流になってきているようです。

しかし、りりすさんのように、別れたくても別れられない去りたくても去ることができない事情を抱えた人もいらっしゃいます。今のりりすさんは、自分が生きたいように生きることができない時間を過ごしている。離婚したいけれど、状況がそれを許さない。非常におつらいご心境だと思います。

おそらくりりすさんは、夫を許そうと、この2、3年の間、奮闘してきたのではないでしょうか。しかしどうやっても許すことができなかった。であれば、やはり離婚は「していい」のだと思います。していいはずのものが、「できない」。これはものすごいジレンマです。

しかし、りりすさんが「別れたい」と思うのであれば、実は離婚は可能です。

「今の状況でどうやって離婚なんて」と思うかもしれません。それには「時間を味方につける」ことをまず考えてみましょう。「今」だけを見ないということです。

「今」はできないけれど、「いつか」できる。その「いつか」のために今を過ごしてみることをお勧めいたします。今は無理でも、「10年後」なら別れることができそうな気がしませんか?

「10年も待てない」と思うかもしれません。しかし先を見据えて準備を始めておけば、もっと早くに離婚できるタイミングが来るかもしれません。準備をしておかなければ波がきても乗ることはできません。だから、いつそのチャンスがきてもつかめるように、離婚の準備を今から始めるのです。

経済的自立のための就職も、今はできなくても、お子さんが大きくなり、支援を受けられるようになったりするなど、状況が変化したら可能になるかもしれません。就職を諦めないことです。働くためにはお子さんと離れる時間が必要になってくるので、お子さんを自分ひとりだけでなく、社会全体で育てていく環境を整えるために、福祉や支援の制度を調べて全力で活用するなど、まずは動いてみることです。

離婚を「夢」というのはおかしいかもしれませんが、いつか夢はかないますよ。諦めさえしなければ

そのためには、その「いつか」が実現するまでの間、ストレスがかかる夫との生活を持ちこたえる精神力、体力が必要となってきます。つまり、白黒はっきりした答えが出ないグレーな時間を持ちこたえる力、です。

その力を養い、諦めずに「夢」の方向を見続けていくために必要なもの、それは「話ができる仲間と場所」です。

人は孤独になると病んでしまいます。りりすさんが離婚したい本当の理由は、夫と一緒にいても孤独だからではないでしょうか? 自分を理解し、受け入れてくれているという実感が持てないから、「この人は不要」「自分を裏切った」という感情がいつまでも消えないのではないでしょうか。

であれば、りりすさんに必要なものは、自分のことを無批判に受け入れてくれる人がいる場所です。親でも親戚でもいいですし、もちろん友達でもいいです。友達は別に「親友」でなくてもよいのです。カウンセラーでもいいです。占い師もありでしょう。自分と同じ問題を抱えているひとたちが集まる自助グループでもよいのです。

とにかく、愚痴って愚痴って愚痴り倒せる場所を探すのをお勧めいたします。

りりすさんは、発達障害のあるお子さんをほぼワンオペで育てているとのこと。物理的に「愚痴れる場所」に出向くのが大変かもしれません。そんな時にはTwitterの「スペース」機能や、トークアプリ「クラブハウス」が便利です。発達障害のお子さんがいるお母さんたちはこういった機能を活用して、日常的に会話をしているようです。りりすさんも、自分を受け入れてくれそうなスペースやクラブハウスを探してみてはいかがでしょうか。

今回、りりすさんにご紹介したい神様はイワナガヒメです。京都の貴船神社などにお祭りされています。

その名の通り、岩のように固く、強く、永久不変なものを象徴する神様で、「君が代」のモチーフにもなった女神です。コノハナサクヤヒメの姉でもあります。

『古事記』によると、コノハナサクヤヒメとともにニニギの元に嫁いだものの、イワナガヒメの容姿を気に入らなかったニニギが、イワナガヒメをその実家のオオヤマツミの元に送り返しました。イワナガヒメの父のオオヤマツミは非常に立腹し、「イワナガヒメを差し上げたのは、天孫が岩のように永遠のものとなるように誓願したことからである」と伝えたとのことです。

ここから、イワナガヒメは「永遠性」の意味を持つ神様となりました。

イワナガヒメのご加護を受けることで、りりすさんの離婚という夢が必ず実現するよう、硬く永く持ちこたえていけるだけの「意志」を授けていただくことができるでしょう。

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岡映里

作家・占い師・精神保健福祉士。1977年埼玉県三郷市生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、2000年に新潮社に入社。週刊新潮記者として東日本大震災を取材、その時の体験を『境界の町で』(リトルモア)にまとめ、作家デビュー。2017年4月に独立した。現在は震災で得た双極性障害の闘病と克服の体験から、精神疾患に苦しむ人に向けたソーシャルワークとカウンセリングを活用した占い師として活動している。photo by Pascal Vossen

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