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助けて!神様・仏様

2023.08.04 公開 ポスト

元夫とその不倫相手に人生を狂わされたときに救ってくれる神様岡映里

(イラストbyただのカツオ)

今回のお悩み人「不倫が原因で離婚した元夫が、不倫相手とデキ婚しました」

 

3年前に夫の不倫が原因で離婚しました。不倫発覚時、夫は私に謝罪をして相手の女性とは別れるから離婚は思いとどまってほしいと伝えてきました。私も一度は許そうと思い、半年ほど夫婦関係の再構築に努力したのですが、夫のことが生理的に無理になってしまい、一緒の空間にいることが苦しく、離婚するしかないと判断しました。
そして独身に戻り、心にどこか虚しさと寂しさを抱えながら、それを紛らわすためにも仕事をがんばっていました。友達には恋人を作ったらと言われるのですが、そんな気にもなれず。そして気が付けばオバフォーになってしまいました(今年41歳)。結婚を継続していたら子供がいたかもしれません。子供はできればほしかったのです。そろそろ妊娠が難しくなる年齢に差し掛かってきて、元夫のせいで人生の計画が狂った……、事あるごとにこんな気持ちが自分の中でこみあげてはそれを打ち消し、表面的にはそれでも淡々と過ごしていたと思います。
ところが最近、元夫との共通の知り合いから、元夫が結婚したという話を聞きました。相手がどんな人なのかつい聞いてしまったのですが、それが驚いたことに当時の不倫相手、しかもデキ婚だとのこと。夫と不倫相手は別れずにずっと続いていたのか、それとも約束通りあの時別れたけど、私との離婚後よりを戻したのか、それはわかりません。夫のことは生理的に無理なので、よりを戻したいと思ったことも一度もありません。したがって不倫相手に対して嫉妬もありません。
ですが、何とも言えない、やり場のない怒りがこみあげてくるのです。私は人生の筋書きを変えざるを得なかったのに、夫とその不倫相手は結婚、出産、育児……、と、人生の階段を登っていける立場を獲得したのです。被害者の私は男性嫌悪症で一生独身が確定したようなもの。加害者の彼らだけなぜいい思いができるのでしょうか。理不尽すぎて怒りのような感情が自分を苦しめます。どうしたら私はラクになれるでしょうか? こんな私を救ってくださる神仏がいたらご紹介ください。(結子 41歳)

人生が正しいか間違っているかなんて、考えるのはやめましょう

誰の人生が「正解の人生」なのか。夫婦そろって子供を作って育児をすることが正しいのか。一生独身でいるのは「人生の階段を登っていない」のか。どんな人生が正しくて幸せなのかは、亡くなるその日までわからないものです。

元夫が結婚するそうですが、夫婦そろって「正解し続け」、年を取っていけるとは限りません。どちらかが事故や突然死で命を落としたり重い病気や障害を患ったりすることだってあり得ますし、また「不倫」のような事件を起こす可能性だってないとは言えません。家族に恵まれていても、最後は誰にも看取られず亡くなることだってあります。

ちなみに、自分が過ごした人生が正解だったのかどうか、死ぬ時までわからないと書きましたが、80代の高齢者のおよそ3~4割は認知症にかかっているとも言われますので、重い認知症になれば、「自分の人生が正しかったのか」を振り返ることすらできません。

結子さん自身、認知症にならない保証はありません。つまり、永遠に正解がわからない場合もありますので、自分の人生が正しいとか間違っているとか、考えるだけ無駄です。

人生には「まさか」がつきものです。その「まさか」に出会ってしまった時、何をするべきなのか。それは「まさか」によって変更を余儀なくされた自分の人生を「間違っていた」と否定するのではなく、変化に順応しようともがいている自分を肯定してあげることでしょう。

虚しさや寂しさを感じつつ、仕事に打ち込んでいる自分。

男性嫌悪症になってしまって、新たな恋人を作れない自分。

元夫に対して未練はないが、「正しい人生」を送るきっぷを手にした元夫が許せない。

そんなことをぐるぐる考えてしまう自分をまずは受け止めて肯定してあげてください。今の結子さんは変化に抵抗しているのだと思います。ぜひ、「今、新たな人生を作り上げているんだ」という意識で時間を過ごしてみてください。お手本になりそうな「ひとり上手」な人を見つけてみるのもいいと思います。ひとりで暮らすのは間違っているわけでも敗北でもありません。

また、時間が過ぎて「新たな運命の人」が現れてひとりを手放す時が来るかもしれませんが、その時はその時でまた、変化に順応する自分を肯定してあげてください。

結子さんにお勧めする仏様はダキニ天です。豊川稲荷などにお祀りされている神様で、もともとはインドのシヴァ神の奥さんカーリーの眷属(侍従)とされています。このダキニ天は生き物が死ぬべき時期がわかるとされ、それゆえ、人を裁く立場の人たちから篤い信仰を寄せられたと言われています。「大岡裁き」で有名な大岡越前守忠相もダキニ天を信仰していました。

元夫たちのことは、結子さんの代わりにダキニ天がお裁きしてくれます。ですから、結子さんは一刻も早く意識を自分自身の人生に向け、その時その時を味わって生きていってくださいね。

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岡映里

作家・占い師・精神保健福祉士。1977年埼玉県三郷市生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、2000年に新潮社に入社。週刊新潮記者として東日本大震災を取材、その時の体験を『境界の町で』(リトルモア)にまとめ、作家デビュー。2017年4月に独立した。現在は震災で得た双極性障害の闘病と克服の体験から、精神疾患に苦しむ人に向けたソーシャルワークとカウンセリングを活用した占い師として活動している。photo by Pascal Vossen

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