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まいにち酒ごはん日記

2022.06.18 公開 ポスト

ひとりハシゴ酒で、モツ焼きからフレンチへツレヅレハナコ

文筆家・ツレヅレハナコさんの最新刊『まいにち酒ごはん日記』が発売になりました。本書は、食と酒と旅を愛する著者が、インスタグラムに綴ってきた投稿の直近3年間分を厳選&大幅加筆修正したオールカラーの日記本です。前半は国内海外と旅に出て外ごはんを楽しむ一方、後半はコロナ禍で自炊生活に勤しむ日々が綴られています。日記本とはいえ情報量がとても多いので、ぜひメモを片手にお楽しみください。また、巻末には「読むだけで作れる31レシピ」も収録されています。本書の内容を、少しずつ抜粋してご紹介します。

*   *   *

3日に1度は食べている

実のところ、1年365日の100日くらいは、こんな朝昼兼用ごはん。ざっくり手で握りつぶしてレンチンで温めた豆腐の上に(水けは切る)、冷蔵庫にあるものをジャンジャンのせてガーッと混ぜて食べるだけ。

今日は、おいしいしらす・スプーンですくったアボカド・たっぷり青ねぎ(まとめて刻んである)・柴漬け・2個目玉焼き。

そこにレモンやライムやすだちを搾って、おいしいオリーブオイルと薄口しょうゆをひとまわし。これにごま油だったり、ナンプラーだったり、黒酢やラー油が加わったり。酸味と油を上手に使うと、簡単なものなのに満足度が高くなる。

冷蔵庫って自分の好きなものしか入ってないのが良いよね。明太子・納豆・塩辛・ちくわ・天かす・パクチー・しそ・みょうが・ディル・イタパセ……そのまま食べられる&包丁を使わないありとあらゆるものを、近所の豆腐屋さんのおいしい豆腐に毎朝オンします。

正直、見た目はものすごいけれど、自分が良ければ良いと思うのですよ。食器もひとつで済むし、何より自由で簡単でうまい。私は糖質を気にして&胃にやさしい気がして豆腐をつぶして温めているけれど、もちろんごはんや麺でも同じです。

温めるだけ、台湾の鹹豆漿

台所で鹹豆漿モーニング。だいたいいつも、うちの冷蔵庫にはある材料でできるのが良い。

ザーサイ・干し海老・しょうがを刻んで丼に入れ、黒酢としょうゆも入れておく。普通は豆乳だけだけれど、近所の豆腐屋の豆乳は「生クリームか?」と思うほど濃厚なので、冷凍しておいた青森の地鶏シャモロックのガラでとったスープ(激うま)で割ってみた。これを沸騰直前まで温めたら一気に丼へ。

たまたま香菜・万能ねぎ・ディルをミックス刻み薬味にしてあったのをたっぷりのせて、ラー油をたらり。はー、胃がポカポカ!

ポイントは、とろみのもとになる酢(米酢でも黒酢でも)は必ず入れること。分離するので豆乳を沸騰させないこと。「干し海老が何気に高級!」なら桜海老でもいいけど、出汁が出るのでどちらか必ず入れるべし。

はー、台湾行きたいわねえ。あのめくるめく朝食天国が懐かしい。我が家があるローカル商店街に揚げたて油条を売る台湾料理店とかできないかな~。油揚げで代用するのも、やはり気分が出ない(東北の油麩が、かなり近い感じに代用できるらしい)。油条を駅ビルで買えちゃう西川口がうらやましいわー。

いつもの店をひとりハシゴ

翌日の撮影の食材を買いに出たついでに、いつもの愛する店でモツ焼きとボトル(「ニッカウヰスキー」のソーダ割り→「黒霧島」のお湯割り。常に2本、ボトルキープしております)。

おつまみは、これまたスタメンの美しい自家製お新香とお通しの枝豆。いつも同じセレクトのモツ焼きの塩には七味、たれには山椒。酒場のカウンターには東海林さだおさんの文庫が似合うな。

「鶏皮餃子、頼んじゃおっかなー」と悩みつつひとりホヤホヤと呑んでいたら、ふと「『ザンガラ』(この店から徒歩3分の愛するレストラン)、コロナの休業から復活したんだった!」と思い出して、急遽おじゃますることに。自家製スモークサーモンと帆立と野菜のテリーヌの美しくおいしいことよ……ワインも安定のすばらしさ。

かなりのいい気分で帰ったけれど、ちゃんと買い物したものは冷蔵庫に入れ、顔も洗っていた自分を褒めたい。いよいよ酔っぱらいのベテラン感出てきたなあ。

関連書籍

ツレヅレハナコ『まいにち酒ごはん日記』

3年間の飲んで食べて美味しかったこと全部! 集めた日記本。読むだけで作れる自炊レシピ付き 2018年春から2021年夏まで、ちょうどコロナで世の中が変化した狭間の3年間の飲んで食べて旅して感じたこと、考えたことを集めたオールカラーの日記本。全国にある著者の好きなお店から日々の自炊レシピ、お気に入りの取り寄せ品なども載っていて、楽しく役立つ1冊です。

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まいにち酒ごはん日記

2018年春から2021年夏まで、ちょうどコロナで世の中が変化した狭間の3年間の飲んで食べて旅して感じたこと、考えたことを集めたオールカラーの日記本。巻末には読むだけで作れる31レシピ付き。

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ツレヅレハナコ

食と酒と旅を愛する文筆家。ホームページ時代を経て、現在はインスタグラムを中心に日々の飲んだり食べたり美味しかったりしたことを綴っている。雑誌やウェブへの寄稿多数。著書に『女ひとりの夜つまみ』(幻冬舎)『ツレヅレハナコのじぶん弁当』(小学館)『ツレヅレハナコの薬味づくしおつまみ帖』(PHP研究所)『女ひとり、家を立てる』(河出書房新社)『ツレヅレハナコのお取り寄せ』(立東舎)など。
インスタグラム:@turehana1

 

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