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ヘイケイ日記~女たちのカウントダウン

2020.10.29 公開 ツイート

若くない女は恋をしないとは誰も言い切れない 花房観音

先日、取材で長崎に行き、花街・丸山を歩いた。かつては日本三大遊郭のひとつと言われた場所で、現在でも芸者さんたちがいて、料亭で芸を鑑賞することができる。

行ってみて、「長崎ぶらぶら節」を読んでおけばよかったなと思った。「長崎ぶらぶら節」は、なかにし礼による小説で、直木賞を受賞し、映画化もされている。

丸山付近には、この小説に登場する場所に立て看板などで説明書きがあったり、道しるべもあちこちにあり、きっと本や映画を観て訪れる人が多く、愛されている物語なのだなと考えながら眺めていた。

不器量な女の恋の作法

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ヘイケイ日記~女たちのカウントダウン

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花房観音

2010年「花祀り」にて第一回団鬼六賞大賞を受賞しデビュー。京都を舞台にした圧倒的な官能世界が話題に。京都市在住。京都に暮らす女たちの生と性を描いた小説『女の庭』が話題に。その他著書に『偽りの森』『楽園』『情人』『色仏』『うかれ女島』など多数。

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