1. Home
  2. 生き方
  3. ヘイケイ日記~女たちのカウントダウン
  4. 「オールドミス」が死語になっても続く女の...

ヘイケイ日記~女たちのカウントダウン

2020.01.30 更新 ツイート

「オールドミス」が死語になっても続く女の戦い 花房観音

30年近く前の小説を読んでいると、たまに驚くようなセリフが登場する。

「彼女は30歳のオールドミスで、結婚はもう諦めている」

「もう私は28歳で、婚期は逃しました」

今の感覚なら、20代後半、30歳なんて全然若い。

けれど、確かに昔は、こういう感覚だった。オールドミスだけではななく、ハイミスなんて言葉もあった。

25歳以上は、クリスマスケーキだなんて言われもしていた。12月24日のクリスマスイブが終わると、クリスマスケーキが売れ残る。だから、25歳以上の女は結婚できなかった「売れ残り」だと。

私自身も、自分の母親が若くで結婚していることもあり、なんとなく結婚というのは20代でするものだと昔は思い込んでいた。そして、30代以降の人生がどうなるかなんて、真剣に考えたこともなかった。

「お局様」という言葉も、小説や漫画の中によく登場し、30代で、そう呼ばれていた。だいたい地味な身なりで眼鏡をかけ髪の毛をひっつめており、「色気のない女」のような描かれ方をしていた。

みんな昔は若かったのに

ここから先は会員限定のコンテンツです

無料!
今すぐ会員登録して続きを読む
会員の方はログインして続きをお楽しみください ログイン

関連書籍

花房観音『花祀り』

桂木美乃は、京都の老舗和菓子屋『松吉』で京菓子職人の修業をしていた。ある夜、主人の松ヶ崎に連れて行かれた一軒家。座敷では都中の旦那衆が待ちかねていた。「男を知らん女なんぞ、一流にはなれしまへん」。男たちの目に曝され羞恥で硬直する身体に、松ヶ崎の繊細な指が纏わりつく……。『女の庭』で京女の性を描ききり話題となった著者、幻のデビュー作! 第一回団鬼六賞大賞受賞。

花房観音『女の庭』

恩師の葬式で再会した五人の女。近況を報告しあううちに、教室で見たビデオの記憶が蘇り――。先生と濃厚なセックスをしていた、あの女は誰だったのか。互いに互いを疑いながら、女たちは今日も淫らな秘め事を繰り返す。不倫、密会、出会い系……。秘密を抱える腹黒い女たちと、それを監視する街、京都。重ねた噓が崩壊する時、女の本性が放たれる。

花房観音『どうしてあんな女に私が』

作家の桜川詩子は、醜い容姿がコンプレックス。それなのに、デブスな春海さくらは男達を手玉に取って、女神扱い。さくらを題材に小説を書くため詩子は、彼女の友人、母親など四人の女を取材するが――。“どうしてあんな女に私が負けるのか”。一人の醜女に人生を狂わされた女達の怒りと焦りが決壊する時、この世で最も醜い女の戦いが始まる。

花房観音『情人』

笑子が神戸で被災した日、母親は若い親戚の男・兵吾と寝ていた。男に狂った母、知らぬ顔の父、引きこもりの兄、職を失った自分――。 悲惨な現実から逃げるように、笑子は結婚し東京へ。しかし子供ができず、家庭にも確かな居場所を作れない。そんな中、兵吾と再会。 日常に背を向けて情交に溺れてゆく二人を3・11の激震が襲う。生き場なき女の物語。

{ この記事をシェアする }

ヘイケイ日記~女たちのカウントダウン

加齢、閉経、更年期……。何かと女性の心をざわつかせるキーワード。

本当にそれって怯えたじろぐものでしょうか。恐れるも楽しむも自分次第じゃありませんか?

「生理が終わったって、女が終わるわけじゃなし」。

女性たちの第二ステージは、新しい人生の幕開け!

セックスは?恋愛は?仕事は? 女たちの赤裸々カウントダウンをご紹介。

女の数だけ生き方がある!

バックナンバー

花房観音

2010年「花祀り」にて第一回団鬼六賞大賞を受賞しデビュー。京都を舞台にした圧倒的な官能世界が話題に。京都市在住。京都に暮らす女たちの生と性を描いた小説『女の庭』が話題に。その他著書に『偽りの森』『楽園』『情人』『色仏』『うかれ女島』など多数。

この記事を読んだ人へのおすすめ

幻冬舎plusでできること

  • 日々更新する多彩な連載が読める!

    日々更新する
    多彩な連載が読める!

  • 専用アプリなしで電子書籍が読める!

    専用アプリなしで
    電子書籍が読める!

  • おトクなポイントが貯まる・使える!

    おトクなポイントが
    貯まる・使える!

  • 会員限定イベントに参加できる!

    会員限定イベントに
    参加できる!

  • プレゼント抽選に応募できる!

    プレゼント抽選に
    応募できる!

無料!
会員登録はこちらから
無料会員特典について詳しくはこちら
PAGETOP