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編集部日記

2019.10.19 公開 ツイート

目が離せなかったあいちトリエンナーレ 竹村優子

10月13日
 


台風の影響が心配だったけれど、東海道新幹線は動いていた。予定通り、あいちトリエンナーレに向かう。いちばんのお目当ては、14時から豊田市で開催される浅田彰さんとホー・ツーニェンさんのトークセッション。2回目のあいトリ(大阪・堺の全感覚祭の翌日に寄った)で見た、ホーさんの「旅館アポリア」という作品がすばらしくて、ホーさんの言葉、浅田さんがどう見たかをどうしても聞きたかった。12時半から会場で200枚配布される整理券が手に入るか賭けみたいなものだったけれど、13時半着で150番台。よかった。
トークは京都学派のことから谷崎潤一郎や小津安二郎など「旅館アポリア」内に登場する人物たちについて。そして、表現の不自由展中止に伴う作家としての葛藤。縦横無尽な浅田さんの話がおもしろすぎて、もっとずっと聞いていたかった。
そのあとは高嶺格さんの「反歌:見上げたる 空を悲しも その色に 染まり果てにき 我ならぬまで」を見に行く。前回「旅館アポリア」のあと、「反歌」を見て、とんでもなく感動したのだ。二回目は最初のような衝撃をなかったけれど、やっぱり特別な作品だと思った。
名古屋に戻り、高山明さん「パブリックスピーチ・プロジェクト」のライブパーティへ。司会は、ダースレイダーさん。ダースさんは、11月14日に幻冬舎plusフェスにもご登壇くださるのでうれしい偶然。知り合いにもたくさん会った。

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幻冬舎plus編集部員の仕事と日々。

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竹村優子

幻冬舎plus編集長と単行本、新書、文庫の編集に携わる。手がけた本は、『世界一の美女になるダイエット』(エリカ・アンギャル)、『青天の霹靂』(劇団ひとり)、『職業としてのAV女優』(中村淳彦)、『大本営発表』(辻田真佐憲)、『弱いつながり』(東浩紀)、『赤い口紅があればいい』(野宮真貴)、『じっと手を見る』(窪美澄)、『銀河で一番静かな革命』(マヒトゥ・ザ・ピーポー)、『しらふで生きる』(町田康)、『往復書簡 限界から始まる』(上野千鶴子・鈴木涼美)など多数。

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