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片想い探偵

2018.07.23 更新 ツイート

第3回

東大卒小説家×元アイドル 学問ガチ対談須藤凜々花/辻堂ゆめ

東京大学在学中に作家デビューし、最新刊『片思い探偵 追掛日菜子』を発売した小説家、辻堂ゆめさん。NMB48のメンバーとしてセンターを経験し、著書『人生を危険にさらせ!』を上梓。NMB48卒業後は大学進学を目指しながら、GOETHE(ゲーテ)連載『りりぽんのスキスキ委員会』でエッセイを綴る須藤凜々花さん。
 NMB48を卒業後、哲学を学ぶため大学進学を目指す須藤凜々花さん。対談相手の辻堂ゆめさんは帰国子女であり、東京大学卒の才女です。大学受験の話題から、海外生活の体験から見えてきた日本の印象に至るまで、お二人に語っていただきます。
(文:吉崎唯/箕輪編集室)

大学受験のコツは志望校の傾向をつかむこと

――須藤さんは来年度の大学進学に向けて、大学受験に挑戦されますよね。勉強に関して、行き詰まってることはありますか?

須藤 めっちゃあります。日本史は大学によって出題傾向が全く違うんですよ。

辻堂 特に私大だとそうですね。

須藤 そうなんです! 特に私立のマニアックな問題。志望校一本に絞って、過去問をやらないと、時間が追いつかないって感じてます。日本史は教科書を何周も読めって旦那さんに言われたので、「よーし、教科書いっぱい読んだからいけるぞ!」って思ってたら、教科書にない僧侶の名前が8人くらいテストに出てきました。「誰、誰、誰?」みたいな(笑)。なんでそんな僧侶攻めするの?って。満遍なく問題を出さないんですよ。

辻堂 私は国立大学を受験したので、教科書読んで、因果関係を理解した上で論述する問題が中心でした。だから、私立の大学の問題とはちょっと違うかもしれないです。でも、日本史の一問一答の問題集があるじゃないですか。

須藤 はい。

辻堂 ああいうのってやってます?

須藤 やってます。

辻堂 私は教科書と一問一答を両方やって、一問一答って星マークで難易度みたいなのがついてるので私は星の一番レアなやつは覚えなかったんですよ。国立はいらないから。なんだけど、私立はたぶん覚えなきゃいけなくって。
国立大学だったら教科書を何回も読んだらできるけど、私立大学はマニアックな知識が必要だから、資料集を読みこむとか、資料集の絵とか、人物像や細かい注釈とか、その辺を読んでた人が勝つイメージがあります。

須藤 おー。無理ー。

辻堂 私の父が、私立の文系を日本史で受けて入ってるんですけど、その時も冠位十二階の上から3つ目の色は何か?みたいなのが出たって言ってて。「俺、資料集をめっちゃ読み込んでたから分かったんだよね」って自慢げに言われたんですよ。

須藤 辻堂さんの父、かっけぇ。

辻堂 私立大学はそれぞれ傾向も違うみたいなので、第一志望校に絞ったほうがよさそうですね。

須藤 はい。とりあえず、今年の夏に社会人入試があるんです。22歳の年から受験できるんですよ。今年からいけるんで、その入試だと英語と小論文だけなので、英語を頑張ってます。

辻堂 いいですね。英語は対策されてるんですか?

須藤 英語は、参考書を買ってやってますけどね。

辻堂 おー。社会人入試だと、そんなにもう遠くないですよね。

須藤 はい、8月とか。詳細が発表されるんですけど、それがめっちゃギリギリなんです。

辻堂 小論文ってどんな感じなんですか?

須藤 小論文は基本的に哲学の問題ですね。哲学科を受験するので。

辻堂 哲学なんですね。須藤さんなら、きっと資料見なくても書けますよ!

恥を捨てることが英語上達の鍵

須藤 英語喋れる人になりたい。なんか喋れる人になりたいです。純粋に。辻堂さんは帰国子女ですよね?

辻堂 はい。中1から高1までアメリカにいました。でも、結構忘れちゃってますね。東大生だから喋れるかって言ったら全然そんなことはないです。帰国子女でもないのに、私より入試の点が高くて海外に行ってもガンガン喋れてる子はいましたけど。

須藤 そうなんですね。

辻堂 日本の学校ではスピーキングを勉強しないじゃないですか。だから、東大には受かっても、スピーキングが必ずしもできるわけじゃない。
私も、渡米してからしばらくは、文法とか発音が気になって、恥ずかしくて全然喋れなかったんです。でも、よく周りを観察してみたら、南米などの地域から来ていて、私よりよっぽどぺらぺら喋っている人たちが、よく聞いてみると意外とカタコトだったんです。単語の羅列で意味を伝えている、みたいな。だから、スピーキングだけだったら、恥を捨て去れば結構みんなできるんじゃないかなって。アメリカ人の方が意外と文法わかってなかったりする。

須藤 ひぇー。

辻堂 アメリカでも、中学や高校の授業で文法問題をやるんですよ。文法問題の四択とか出されるんですが、みんな意外と間違えまくってました(笑)。スピーキングだけが目的なら、意外と文法は重要じゃないのかも。受験には必要なので、ジレンマですけど。

世界から垣間見える日本の姿

須藤 アメリカ行くと「日本って狭かったなぁ」って思いますか?

辻堂 狭いなとは思います。
日本にいると毎日アメリカ、アメリカってめっちゃ報道されるじゃないですか。アメリカに行ったら、他の国のこととか、日本のことはほぼ言わない。アジアのことを話す時も最初に中国が出てくる。
それが結構ショックで。日本ってちっぽけなんだって思いました。あと、日本人はよく勉強ができるとか、頭がいいとか言われるじゃないですか。

須藤 よく聞きますね。

辻堂 私が行った地域は、中国人、韓国人もいっぱいいるところで。中国も韓国も英語を習い始めるスタート年齢が早くて、当時は、確か韓国が小3、中国が小5だったかな。今は日本も小学校からになったけど、当時は英語の授業が始まるのは中1からでした。私、中1になって1ヶ月でアメリカに行っちゃったので、他の国の子達に比べたら全然英語を話せませんでした。
あと、韓国語は日本語より母音が多いんですよ。だから韓国の子は発音がすごく上手なんです。そういうのを見て、「あ、全然できないんじゃん、日本人」って感じました。

須藤 すごい。ラップと一緒です。今、韓国がすごくラップで評価が上がってるんです。今、アメリカで一番人気の女性ラッパーのカーディ・Bさんは、スペイン系で発音が訛ってるって言われてます。今の話を聞いて「なるほど」ってなりました。うー、アメリカにいきたい、アトランタに行ってみたい!

辻堂 アトランタ? ラッパーの聖地なんですか?

須藤 そうです! 留学は、哲学を学びにドイツに行きたいですね。よし、頑張ろう!

辻堂 頑張ってください!

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辻堂ゆめ『片想い探偵 追掛日菜子』

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須藤凜々花

1996年11月23日、東京都出身。2013年におこなわれた『第1回AKB48グループ ドラフト会議』において、NMB48チームN当から指名され、後に加入。NMB48でセンターを務めるほど人気メンバーになり、2017年8月NMB48を卒業。ソロ活動スタートさせた。将来の夢は哲学者で、著書に『人生を危険にさらせ!』がある。趣味は読書、茶道、麻雀。特技は百人一首。

辻堂ゆめ 作家

1992年神奈川県生まれ。東京大学卒。第13回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞を受賞し『いなくなった私へ』でデビュー。他の著作に『コーイチは、高く飛んだ』『あなたのいない記憶』(宝島社)、『悪女の品格』(東京創元社)、『僕と彼女の左手』(中央公論新社)がある。

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