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超現代語訳 戦国時代 笑って泣いてドラマチックに学ぶ

2017.03.11 公開 ポスト

「応仁の乱」を試し読み!

バカ売れ新書『応仁の乱』が難しくて読めない人に朗報!5分で読めて理解できちゃう「超現代語訳 応仁の乱」見つけた!房野史典

『応仁の乱』(呉座勇一著・中公新書)という本がバカ売れしてます。
マニアックな本が売れてるなあ、と歴史に少しでも興味のある人は思うでしょう。「応仁の乱」といえば、歴史の教科書には必ず載っているほど“超・有名な戦”のわりに、“ぜんぜん人気のない戦”だからです。
この本の新聞広告には「日本史上屈指の難テーマに敢然と挑んだ話題作」と出ていました。
史上屈指の難テーマ!!!そうなんです!!!
だらだらと長いし、全体像が捉え難いし、人がいっぱい出てくるし……ということで、ちゃんと把握できている人って、結構少ないと思います。
そんな「応仁の乱」について書かれた本書(↑)。人気爆発中ですから、買った人も多いでしょう。けど、実は、「読むと、難しい~!」という人も多いのです。もちろん、立派な歴史学者の先生が書かれた立派な本なのですから、それは覚悟して挑まねば。
でも!!
「やっぱ、応仁の乱、わかんなかったわ。もういいや~」
なんて思わないでください。
そんな人のための、とっておきの本があるのです。タイトルは『笑って泣いてドラマチックに学ぶ 超現代語訳 戦国時代』。
この本の序章が、なんと「応仁の乱」
戦国時代を理解するために、まず応仁の乱を理解しようね、ってことで冒頭に書かれているのですが、これがめちゃくちゃ面白いんです。面白すぎて、「難解のはず」の「戦国のはじまり」が、一気にするするとわかってしまうのです!!
書いてるのは、

房野史典さんといって、クイズ番組の「Qさま!!」の戦国クイズでも活躍した芸人さん。あの番組での解説、わかりやすかったですよね~(^^)!
さっそく、読みたいですか?
読みたいですね。
はい、特別に、序章「応仁の乱」を試し読みできるようにしました! ぜひどうぞ!


 ↓↓↓『超現代語訳 戦国時代』の「序章:応仁の乱」ためしよみ↓↓↓

もうなんか昼ドラみたい
ーー愛憎、裏切り、欲、別れ……。ドラマチック戦国物語、開幕!


 ということでさっそく本題。
 日本の戦国時代って、織田信長とか豊臣秀吉とか武田信玄とか、名前は聞いたことがあるけど、要は何した人かってのには答えられないし、何が目的なの? そもそもなんで戦ってんの? なんで現場に血が流れるの? って人が、結構いると思うんです。
 それを理解するには、そんな戦いの世の中になったキッカケをまず知ることだと思うんですけどね。
応仁の乱
 って聞いたことあります?

 教科書に書いてあるから、何人かの人は「あ~なんか聞いたことあるかも~」って感じでしょ?
 確か、教科書には戦国時代が始まるキッカケになった事件と書いてあったはずだけど、どんな内容かまでは書いてなかった気が……書いてたとしてもすごくわかりにくかったような……。
 でも、応仁の乱て、超わかりやすいんですよ。人間関係が織り成すドラマなんです。なのでちょっとお付き合いを。

 当時、日本で一番偉かったのは、「足利」って人たち。この人たちが「将軍」と呼ばれて、政治のトップにいて、代々、世の中を取り仕切ってたのが、室町時代ってやつです。
 事件は
  八代将軍・足利義政
 って人のときに起こります。
 足利義政って人は、あの京都の銀閣寺を建てた人です。
 この義政って人、水墨画いいじゃない! 茶道素晴らしいじゃん! 庭園も芸術にしないとね! やっぱ、わびさびだよね~! って、今でも残る日本文化の数々を奨励した、トップレベルの文化人でした(後世、これは「東山文化」って呼ばれるようになりました)。
 が……。
 政治に関しての評価はよろしくありません……。
 最初はやる気があったのかもしれませんが、政治がうまくいかなくなったり、自分の威厳が薄れてきたりすると、趣味の日本庭園造りや、お酒に溺れだしたりするんです。んで、
「あ~もう将軍やめたいなぁ……。そろそろバトンタッチしたいな……」
 引退を考えるようになるんです。
 が、そこでハッと気付くわけですね。
「いや、オレ子供いねーじゃん」
 そう! 後を託す、次の将軍になってくれるお世継ぎが、義政にはいなかったんです。
「あ、でも弟いるわ。弟でいいや」
 義政には義尋(ぎじん)という弟がいたので、この弟に将軍職を託そうとするんですが、これにはちょっとした問題があります。
 弟は仏門に入ってた──いわゆるお坊さんになっていたんです。


足利義政 「こっちに戻ってきて、将軍やってよ」
足利義尋 「いや還俗(お坊さんから一般の社会に戻るってことだよ)はしんどいわ」
義政 「わかるけど、お願い!」
義尋 「いや無理だって」
義政 「だよね。でもお願い!」
義尋 「オレこっちの道で行くって決めたから」
義政 「確かにな。でもお願い!」
義尋 「本当無理だから」
義政 「わかった。でもお願い!」
義尋 「…………」
義政 「でもお願い!」
義尋 「……しつけー」
 

 

 再三の義政のお願いで、ようやく弟も腹をくくって、なんとこっちの世界に戻って
将軍をやることを決意しました。そして名前を“足利義視(よしみ) ”と改めます。
 その矢先。
子供が生まれちゃったんです……。
 義政と日野富子 という奥さんとの間に、子供が生まれちゃったんです……(この子供、のちに義尚って名乗ります)。
 そうなると、是が非でも子供に将軍職を継がせたいのは日野富子さん。
「弟だか何だか知りませんけどね、子供が将軍を継ぐのが筋ってもんでしょ!」
 これには弟の義視くんも、黙っちゃいられません。
「いや、こっちは兄貴から散々お願いされて、人生懸けてこっちに戻ってきたんだよ! しかも必ずお前を将軍にするっていう契約書付きでな!」(実際、義政は起請文(きしょうもん)っての書いたらしいです)
 はい、ぐちゃぐちゃー。
 お家の中ぐちゃぐちゃー。
 家ん中ドロドロしちゃって、もうなんか昼ドラみたい。

 でもね、嫁と弟のいがみ合いで終わってたら、ただのお家騒動でピリオドが打たれてたはずなんです。
 ここから、も一つ、もう二つ、ややこしくなる。
 日野富子さんと義視くんが、それぞれ後見人(こうけんにん)連れて来ちゃったんです。
 富子さんと息子くんの方には、山名っていう西の有力大名(西日本にいっぱい土地持ってる超強ぇー人ね)。
 義視くんの方には、細川っていう東の有力大名(東日本にいっぱい土地持ってる超強ぇー人ね)。
 双方が、そんなとんでもないやつらを連れて来ちゃったから、ただのお家騒動じゃなくなっちゃった。
東軍と西軍に分かれての大きな戦争になっちゃった。
 はい、昼ドラの枠超えたー。

 さらに……。
 将軍を補佐する「管領(かんれい)」ってポジションがあるんですが、そこを担当してる斯波(しば)家ってところと、畠山家ってところも、何と後継者争いしてたんです。
 となると、分かれちゃうよねー。
 斯波家の中でも東軍と西軍に分かれて。
 畠山家の中でも東軍と西軍に分かれて。
 当時の日本の中心の京都がもうそんな感じだから、それが全国に飛び火して、日本中のお侍さんが、東軍と西軍に分かれて、日本全土を巻き込んだ大戦争になっちゃったわけです。
 それが応仁の乱。

 この戦い、何と11年間も続いちゃったんです
 するとどうなるか。
 中央政権の足利幕府(当時の政府って感じ)の権力とお金が、どんどんなくなってくる。
 そしたらどうなるか。
 今まで言うことを聞いていた全国の地方の大名(その土地を治めてる強ぇーやつ)たちが、足利幕府の言うことを聞かなくなる。
 結果どうなったの?
 大名それぞれが、それぞれのやり方で自分の土地を経営し始めて、もっと裕福になりたい大名は他の大名にケンカふっかけて、そこの土地を奪おうとした。中にはそのまま奪いまくって、天下一になろうと企むやつも出てきた(織田信長とかまさにそう)。
 次の日本のリーダーが決まるまでは、この戦いが続くってことなんです。
 戦国時代って、だからこんなにも争ってたんですね。
 こんなに酷い応仁の乱だけど、メリットがゼロってわけじゃありません。
 日本の中心の京都が主な戦場だから、いろんな人が地方に避難するワケです。すると、お坊さんとか公家さん(「まろは……おじゃる」的な人)も、田舎に逃げるワケですよ。
 伝達ツールの乏しい時代ですから、それまでは都会の文化や学問が田舎にガッツリ伝わることがあまりなかった。ところが、応仁の乱が起きたことで、田舎に逃げた公家さんやお坊さんが、地方に都会の最先端の文化や学問を持って行くわけです。
結果、全国のいろいろな文化の発展に繋つながったんですね。
 文化の発展と人の亡くなった人数が比例してるってとこが、諸手を挙げて喜べないところですが……。
 と、まぁ戦国時代に突入したキッカケ、応仁の乱ってこんな感じだったんだよって説明を終わります。
 教科書的には大してスペース割かれてないし、学生のテストには必要ないかもしれませんが、本当の歴史のおもしろさや知識って、こっちじゃないかなと思ったりもします。
ちょっとわかったかも! って思ったり、誰かに教えたい! って思ったら、「この本イイよ!」って伝えてね!

 

噂の
『笑って泣いてドラマチックに学ぶ 
超現代語訳 戦国時代』

房野史典著
幻冬舎刊

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房野史典『笑って泣いてドラマチックに学ぶ 超現代語訳 戦国時代』

欲、プライド、裏切り、友情、愛、別れ…。戦国時代ほど、感動満載、人間関係ドロドロ、かつ超フクザツな時代はない。「昼ドラみたいな応仁の乱」「超嫌われ者だけどマジメでいいやつ石田三成」「家康をビビらせまくった真田昌幸の最期」など、軽やかな語り口で時代の流れがみるみる頭に入る。笑いあり涙あり、日本史愛が加速する戦国時代解説本。

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超現代語訳 戦国時代 笑って泣いてドラマチックに学ぶ

歴史大好き芸人・ブロードキャスト!!の房野史典さんが、戦国時代を、”超現代語訳”したら、こんなにおもしろい物語になった!
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房野史典

1980年、岡山県生まれ。名古屋学院大学卒業。お笑いコンビ「ブロードキャスト!!」のツッコミ担当。無類の戦国武将好きで、歴史好き芸人ユニット「ロクモンジャー」を結成し、歴史活動にも意欲的。子どもたちに歴史の面白さを教える授業も好評。初の著書『笑って泣いてドラマチックに学ぶ 超現代語訳 戦国時代』でブレイク。その他の著書に、『笑えて、泣けて、するする頭に入る 超現代語訳 幕末物語』『時空を超えて面白い! 戦国武将の超絶カッコいい話』など。

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