前回の連載で、ちょうど「高山建築学校」という建築に関心のある人々向けのサマースクールの話をした。2026年度の夏は8月10日から20日にわたって開催され、ちょうど私も参加してきたので、今回はそこでの示唆あふれる「買い物」の話をしたい。
高山建築学校は10日間、建築に関心を持つ人々が古民家を修繕・維持しながら共同生活を送り、セルフビルドにより建築をはじめとしたものづくりをするサマースクールで、コンビニもスーパーも近くにないことから買い物する機会はほとんどない。実際、私も参加費を支払う以外は財布を開かなかった。帰った後、クレジットカードの明細を見た時に「こんなに請求金額の少ない月があるのか」と驚いたほどだ。
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これはただの買い物じゃない

「買って応援」「買わずに拒否」の先にある、消費と社会の関係とは何か。気鋭の社会学者が自らの財布をはたいて「買い物」を解体する論考エッセイ。










