二次会かなにかで、6、7人で店を探すもどこも満席。ようやく入れた居酒屋はカウンター席しか空いていないということがある。
ある知人が同じ場面に遭遇し、たまたまいちばん端に座った年長の男性がぽつんとなってしまった。隣の人は、その男性に背を向けて話し込んでいて、「配慮がないなと残念に思った」と語っていた。
貸切パーティや、打ち上げや、オープニングパーティなどでも、似たことはままある。
私が端に座ってそうなり、居心地が悪かったこともあるし、逆に話に夢中になって、あとから端の人に気づき、あわてて声をかけたことも。とってつけたような、どこか同情めいた感情からそうしたように見えてしまい、気まずかった。
前述の知人は、こう語っていた。
「大勢で横並びで飲むときは端っこの人も参加できるように、椅子を邪魔じゃない程度に後ろにずらして、カウンターとの空間をあけて座るのがいいですよね」
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金沢で、ウイスキーをもう一度

お酒をほんとうに美味しいと思ったのは、37歳になってからだった――。子育てに奔走した時代から、少しずつ自分の時間を使えるようになって目覚めた「お酒」のこと。時間を惜しみながら飲み始めた地元・下北沢での日々、東京のさまざまな場所、そして金沢や沖縄、秋田、パリやアイルランドなど旅先での忘れられない1杯まで。珠玉の酒エッセイ。










