生き方
都心からそんなに遠くない廃村にある家屋を手に入れて、月の半分をそこで過ごしている。著者の服部文祥さんがそんな生活を送っていることを知ったのは、一年半ほど前。服部さんと付き合いのある夫が、家族で遊びにこないかという誘いをもらった時のことだ。興味深かったものの、当時妊娠中の私は体調がすぐれず断念。諦めきれず、夫には手土産どころか保冷バッグを持たせた。というのも、その家を拠点に、服部さんが狩猟をしていることの想像がついたからだ。自由気ままに動けない自分のために、図々しくも鹿肉のお土産を期待していた。
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