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台湾ごはん、何食べる?旅ができる、その日のために

2021.01.06 更新 ツイート

台湾人特製の麻油雞麵線レシピで、台湾でも日本でも寒い冬に寿命を延ばす! 竹中式子

台湾人の阿米(手前左)と日本人の美菜(手前右)が、台湾美食を巡るコミックエッセイ『台湾ごはん何食べる?』が好評発売中です!

あけましておめでとうございます。お餅はあらかた食べ終わりましたか?

台湾では春節が重要なので、年末年始はほぼ平常運転、12月31日も仕事や授業はあります。一応、大みそかの夜には台北101から花火がぶっ放されたり、各地で年越しライブを開催したりしてますが、1月1日のたった一日の祝日を終えたら2日からは日常です。(2021年は土日にかかったので三連休になりましたが)

高層ビル、台北101のカウントダウン花火の様子

なので、この時期にお正月料理を食べることもありません。ごちそうは春節までお楽しみに。台湾のおせちは「年菜(ニェンツァイ)」と言いますが、年菜セットの広告を、レストランやスーパーで見かけるようになりました。

日本のおせちでは、黒豆は「まめに働く、暮らす」、きんとんは「金運を呼ぶ」などそれぞれにおめでたいいわれがありますが、年菜も同じように意味があります。

たとえば麵線(ミェンシェン)。そうめんに似ていますが、そうめんの4倍くらい長い! その長さにあやかって長寿の意味がこめられています。

スーパーで売られている麵線

ふだんでも食堂で食べられますが、春節の時に食べる意義があるというわけで、春節におじゃましたおうちでも麵線がごちそうのなかに鎮座していました。

春節にいただいたおうち麵線

今年の台湾の冬は寒いんです。ほぼ毎日降り続ける雨に身体の芯から冷えこみ、寿命も縮まりそうです。そんなときに台湾の人が食べるのが「麻油雞(マーヨージー)」。ショウガ、ゴマ油、お米が原材料の蒸留酒・米酒(ミージョウ)がたっぷりと入った、冬を代表する鶏のスープで、妊婦さんや産後の女性の栄養食でもあります。

ここに麵線を入れると、身体はすぐにポカポカ、寿命も延びるというもの。そんな麵線入りの麻油雞レシピを、コミックエッセイ『台湾ごはん何食べる? 台湾人・阿米と日本人・美菜の食楽記』の著者である台湾人のAKRUさんに教えてもらいました。

「いろんな作り方があるので、これはあくまでも我流! ということで」と念を押されたオリジナルレシピは、「もうできたん!?」というほど早くて簡単。写真を撮るのにもたついている間に、すぐに次の行程です。しかも、材料は日本でも手に入るもので代用できます。台湾の味を、おうちで楽しんでください。

❇︎  ❇︎  ❇︎

【AKRU流なんちゃって麻油雞麵線】

●材料(ひとり分) 所要時間10分

鶏モモ肉 100g
ショウガ 10スライス(皮つき)
お好みの野菜(白菜、エリンギ、チンゲン菜など味の淡白なもの)
米酒または日本酒 大さじ2
ゴマ油 適量
塩 適量
水 350ml
麵線またはそうめん 一束

●作り方

1.    ひと口大に切った鶏モモ肉をショウガのスライスと一緒に、ゴマ油で中火で炒める

2.    鶏モモ肉の表面が白っぽくなったら、火の通りにくい野菜(キノコなど)を入れてサッと炒める

3.    水350mlを入れて中火にかけ沸騰させる。

4.    残りの野菜と、米酒大さじ2を入れる。

5.    肉に火が通ったら麵線を投入。麺の硬さを見ながら煮込む。麵線だと1分半。

6.    麺がゆだったら、ゴマ油大さじ半分ほどをまわし入れてすぐに火を消す。

7.    味が薄ければ塩で調整。

★AKRUさんのワンポイントアドバイス
・ショウガとゴマ油の風味を活かすため、野菜は味の濃い玉ねぎやピーマンなどはNG
・黒ゴマ油があれば、ほんのりした苦みが伝統の味を生みだす。でも普通のゴマ油でOK

❇︎  ❇︎  ❇︎

今回、私が使った麵線は塩味がしっかりついていたので、最後の塩は入れませんでした。そして思ったよりも一束の分量が多かったので(なにせ長いんで)、水の量を400mlにしてもよかったかもしれません。そうめんだったら一束に対して350mlでちょうどかと。

どうして「なんちゃって」なのかというと、お店で出される一般的な麻油雞にはショウガ以外の野菜が入ってない。そして水を使わず米酒をドバドバ入れる。でもアルコール分を飛ばすのに手間がかかりますし、米酒独特のクセも強くなるので苦手な台湾の人もいるほどです。AKRU流は米酒の分量が少ない分食べやすいうえに、野菜で栄養もプラスされ、早く温まりたい冬にぴったりです。

ショウガがピリリと効き、ゴマ油とほのかな米酒が台湾っぽい風味を演出しています。麵線を入れずに、スープとしておかずの一品にするのもいいですね。

今年の春節は2月12日。まだ日本には戻れそうにないので、台湾の空の下、この麵線レシピで寿命を延ばすことにします。

関連書籍

AKRU『台湾ごはん何食べる?台湾人・阿米と日本人・美菜の食楽記』

いつか、台湾に行けるその日のために。 水餃子、ワンタン、牛肉ラーメン、肉そぼろごはん、火鍋、海鮮、夜市、クレープ、揚げパン、かき氷……台湾人が本当に好きな台湾美食の旅にご案内! 台湾人の漫画家が日本人に指南する、台湾グルメコミックエッセイ。

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竹中式子

台北在住編集者。美味しいものとお酒が大好き。コミックエッセイ『台湾ごはん何食べる?』で取材したお店を写真つきで紹介するTwitter@taiwangohan1 、Instagram@taiwangohan 、Facebook@taiwangohan が始まりました。個人的に訪れた台湾美食は Instagram@shishizizi で公開中。

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