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すごい美容医療 美容皮膚科医が教える最新美肌術34

2020.07.25 公開 ツイート

目に入る紫外線、ブルーライトも肌の老化の原因に 木村真聡

美容の悩みは一つではなく、その原因も様々。そのため美容法も多種多様で複雑。もはや何をすべきかわからない! そんな美容迷子たちに贈る書籍『すごい美容医療 美容皮膚科医が教える最新美肌術34』(木村真聡著)では、最新の美容治療と正しいセルフケアがわかりやすく解説されています。

日々進化している美容治療。どんな治療を受ければいいのか迷っている方に、間違った美容法を試す前にぜひ知っていただきたい部分を抜粋しました。

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今の時代だからこそ気をつけたいのが「光老化」

(写真:iStock.com/grafxart8888)

紫外線の恐怖は忘れた頃にやってくる

老化を引き起こす外的刺激の代表が紫外線ですが、地上に届き、私たちの肌に悪影響を与えるのがUVAとUVBという長さが異なるふたつの波長です。

肌を黒くさせるのは、表皮に悪さをする短い波長のUVBであり、シミの原因となるメラニンを作る細胞を活性化させます。若い頃であれば、発生したメラニンはターンオーバーとともに代謝されていきますが、過剰なメラニンは肌の奥で積み重なっていきます。ターンオーバーの乱れや抗酸化力の低下などと相まって、これまで堆積してきたメラニンがあふれた結果、シミやくすみが発生します。

一方、長波長のUVAは、肌の真皮層にまで届き細胞レベルでダメージを与えます。真皮層は肌のハリや弾力づくりに欠かせないコラーゲンなどが生成される場所ですが、UVAはコラーゲンを変性させたり、その生成力を低下させます。それによりシワやたるみといったエイジングが加速していくのです。

ほかにも紫外線は、皮膚の表面にある皮脂を酸化させてしまうため、毛穴詰まりによる毛穴の目立ちや、肌荒れなどにもつながります。

日焼け止めに表記されているSPF数値はUVBに対する防御力の高さを表し、PA++++などと表記されている数値は、UVAへの防御力を+の数で示していますから、紫外線量の増減に合わせてアイテムを使い分けると良いでしょう。

紫外線以外の光にも要注意!

最近盛んに言われているのがパソコンやスマホから発せられるブルーライトの悪影響です。

ブルーライトは可視光線の一種で、紫外線と同じように肌にダメージを与えます。日中なら日焼け止めである程度は防げますが、寝る前のスマホは肌を光老化にさらしているようなもの!

光老化はくすみやハリの低下、シミやシワの原因になるだけでなく、皮膚ガンへつながることもあります。私たちが最も対策すべき外的要因であることをぜひ知っておいてください。

POINT
UVカットとブルーライトカットは
1年を通じての習慣にするべき。

目から入った紫外線が肌を老化させることもある

(写真:iStock.com/gyro)

紫外線は日焼け止めだけでは防げない

紫外線対策というと、日焼け止めのほかに、日傘を差したり帽子をかぶったりするなど、降り注ぐ紫外線の対策を思い浮かべる方がほとんどだと思いますが、地面が反射する光にも紫外線は含まれているため、注意が必要です。また最近では、目から入った紫外線が肌に悪影響を及ぼすということがわかっています。

冬場にスキーで日焼けするのがその代表的な例です。長袖、長ズボンのウエアを着ているにもかかわらず雪焼けしてしまうのは、雪による紫外線の照り返しで日焼けしたり、それが目に入ることで体内のメラニン生成が活性化されてしまうために起こる現象です。

これは太陽光に限りません。ブルーライトでも同じこと。日差しの強い季節であれば昼間はサングラスをして出かけ、オフィスなど室内ではブルーライトカットのメガネやフィルム、コンタクトレンズなどで対策しましょう。また、美容皮膚科などで処方している飲む日焼け止めなども効果的です。

POINT
サングラスやブルーライトカットメガネは
現代女性のマストアイテム!

木村真聡『すごい美容医療』

今どき、美容医療を取り入れるのはオトナ女子のたしなみ! 最短距離で美肌にアプローチする方法を美容皮膚科医が教えます。

正しいセルフケアと最新治療ではじめよう、美肌ルーティン!

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すごい美容医療 美容皮膚科医が教える最新美肌術34

美容の悩みは一つではなく、その原因も様々。そのため美容法も多種多様で複雑。もはや何をすべきかわからない!そんな美容迷子たちに贈る書籍『すごい美容医療 美容皮膚科医が教える最新美肌術34』(木村真聡著)では、最新の美容治療と正しいセルフケアがわかりやすく解説されています。

日々進化している美容治療。どんな治療を受ければいいのか迷っている方に、間違った美容法を試す前にぜひ知っていただきたい部分を抜粋しました。

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木村真聡

大阪大学医学部医学科卒業後、同大学附属病院・一般病院勤務を経て、美容医療に転身。2017年レジーナクリニック総院長に就任。美容皮膚科医として10年以上のキャリアを持つ。患者さまへ感動を与える医療を提供したいという信念のもと、最新情報を収集し機械の選定にこだわり、施術に携わるスタッフ全員の知識・技術向上に日々努めている。女性の「キレイ」のため、医療脱毛やシミ・たるみ治療等の美容メニュー、自身監修のドクターズコスメ開発などを通して、肌のあらゆる悩みを解決していけるクリニックを目指している。

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