自分サイズが見つかる進化系ライフマガジン

美容の悩みは一つではなく、その原因も様々。そのため美容法も多種多様で複雑。もはや何をすべきかわからない！　そんな美容迷子たちに贈る書籍『すごい美容医療 美容皮膚科医が教える最新美肌術34』（木村真聡著）では、最新の美容治療と正しいセルフケアがわかりやすく解説されています。

日々進化している美容治療。どんな治療を受ければいいのか迷っている方に、間違った美容法を試す前にぜひ知っていただきたい部分を抜粋しました。

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肌悩みに合わせてメニューを組み合わせると効果＆持続性がアップする

根本原因にアプローチした治療が効果的

エイジングサインはさまざまな要因が積み重なって現れますが、たるみから毛穴の目立ちやシワが引き起こされたりと、それぞれの肌悩みは関連しあっています。

そのためクリニックでは、いくつかのメニューを組み合わせて受けることをおすすめしています。

例えば、シミの除去をする場合、今気になっているシミのほかにも、肌の奥にはこれから出てくるであろう潜在的なシミやくすみも存在しています。もちろん、シミが目に見える形で出てくるたびに治療をしても構いませんが、多くのクリニックが潜在的なシミにもアプローチできるようメニューの併用を提案しています。

また、シワ改善に関しても、ボトックスやヒアルロン酸などでシワそのものに働きかける治療と、シワの原因となるたるみにアプローチできるようなマシンによる治療とを組み合わせる方が効率的にエイジングケアができますし、結果的に満足度が高く、コストや時間の面から見てもムダがありません。

POINT
将来的な効果＆コストを考えると
組み合わせ治療の方がお得なことも。

年齢とともに衰える抗酸化力は、「美容点滴」とサプリで補うのが大人の賢いエイジングケア

ビタミンは種類によって摂り方が違う！

酸化ストレスに打ち勝つために私たちに備わっているのが「抗酸化力」ですが、20歳くらいをピークにその力は減少していきます。

シミやシワ、たるみなどのエイジングサインは、この抗酸化力と、紫外線などによる酸化ストレスのバランスが逆転することで発生します。ですから、このバランスを元の状態に戻してあげることがエイジングケアには欠かせません。

そのカギとなるのが、抗酸化物質です。

なかでもビタミン類は強い抗酸化作用を持つため、エイジングケアに最適な成分ですが、体内で生成できないため、外からの摂取が欠かせません。

そこでおすすめしたいのが、美容皮膚科で行う高濃度ビタミンC点滴などの美容点滴です。水に溶けやすい美容成分を血管から細胞にダイレクトに届けることができる施術です。成分としては、ビタミンCをはじめ、抗酸化物質のグルタチオンなどを組み合わせているのが一般的です。注射で同じような治療を行っているところもありますが、点滴の方が有効成分量が多いので、より効果的です。

ちなみにビタミンの中でもCは水に溶けやすい性質を持っているため、点滴が効果的なのですが、ビタミンAやEは水に溶けない脂溶性のため点滴では扱えないビタミンです。サプリなどで補うのが良いですね。

このように美容点滴は体の中の酸化ストレスを大掃除するようなものですが、残念ながら長く効果が続くわけではありません。紫外線ダメージを受けた秋口などに、カンフル剤的に取り入れてみると良いでしょう。

普段から酸化ストレスを溜めない生活を心がけ、日々のサプリメントと定期的な点滴でデトックスをするのがおすすめです。

POINT
美容点滴は抗酸化対策に最適！
定期的に肌リセットしましょう。