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食べる量が少ないのに太るのはなぜか

2020.07.23 更新 ツイート

野菜ファーストには痩せる根拠がある香川靖雄

糖質制限や断食、サプリメントに頼ったダイエットは間違いだった……。

長年、栄養学に携わってきた香川靖雄先生によると、ダイエットの基本は1日に3食とること。著書『食べる量が少ないのに太るのはなぜか』には、極端な食事制限なしに、無理なく痩せられ、太りにくい身体を作るというダイエット法が書かれています。1日のうちでどのような時間に、どのような速度、順序で食べるのが効果的か、その一部をご紹介します。

(写真:iStock.com/kuppa_rock)

食事のとき、真っ先に箸をつけるのはどの料理からでしょうか?

「ごはん」と答えた人は太りやすい食べ方をしています。

炭水化物の白いごはんを先に食べてしまうと急激に血糖値が上がり、インスリンが分泌されて、血糖が脂肪になりやすいからです。

それに比べて、サラダなどの野菜から食べると、血糖値の上昇がゆるやかで、インスリンもゆっくり分泌されます。それは実験によっても明らかです(図表10・11)。

これは、食事のときに生キャベツ60グラムに酢10グラム、サラダ油10グラムをかけたサラダを、200グラムのごはんの前に食べた場合と後に食べた場合の血糖値とインスリンの上昇を比較したものです。

その結果は一目瞭然で、サラダを先に食べたときのほうが食後20~45分の血糖値の上昇の程度が低く、もっとも高い値に達するまでの時間が1時間も遅かったのです。

インスリンについても同様で、サラダを先に食べたときのほうが、ごはんを先に食べたときに比べて90分もゆるやかに上昇しました。

これまでごはんから先に食べ始めていた人は、知らず知らずのうちに肥満を呼び込んでいたのです。

 

懐石料理でも最初に前菜などが出て、最後にごはんが出てきますが、これはダイエットにぴったりの食べ方といえるでしょう。

また、ごはんから先に食べると、糖質によって脳の空腹を感じる摂食中枢が刺激され、ますます食欲が出てしまいます。

それに対し、野菜から先に食べ始めると、食物繊維が水分を吸収して大きくふくらみ、食べすぎを防いでくれるのです。

いままでごはんから食べ始めていた人は、野菜から食べるようにしましょう。それだけで太りにくい体質に変えることができるのです。

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香川靖雄『食べる量が少ないのに太るのはなぜか』

「少食にしているのになぜ痩せないの?」と不思議に思うことはないだろうか。実はこれには生体リズムをコントロールしている「時計遺伝子」が大きく関わっており、その鍵となるのが「朝食」である。たとえば朝食を食べない人は、食べている人に比べてなんと5倍も太りやすいのだ。また朝食で発する熱量は夜食の4倍大きいなど、朝食は大きく代謝を上げることが明らかに。我慢をせず、好きなものを食べて痩せたいという人に、時間を活かした画期的なダイエット手法を、女子栄養大学の副学長が伝授。

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食べる量が少ないのに太るのはなぜか

糖質制限や断食、サプリメントに頼ったダイエットは間違いだった……。

長年、栄養学に携わってきた香川靖雄先生によると、ダイエットの基本は1日に3食とること。著書『食べる量が少ないのに太るのはなぜか』には、極端な食事制限なしに、無理なく痩せられ、太りにくい身体を作るというダイエット法が書かれています。1日のうちでどのような時間に、どのような速度、順序で食べるのが効果的か、その一部をご紹介します。

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香川靖雄

女子栄養大学副学長。自治医科大学名誉教授。一九三二年東京生まれ。一九五七年東京大学医学部卒業。聖路加国際病院、東京大学医学部生化学助手、米国コーネル大学生化学分子生物学客員教授、自治医科大学生化学教授などを経て、現職。専門は生化学、分子生物学、人体栄養学など。

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