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ヘイケイ日記~女たちのカウントダウン

2020.04.09 公開 ポスト

緊急事態で浮き彫りになる不倫の諸問題花房観音

コロナ肺炎の感染拡大予防のため、なるべく外に出ない日々が続いている。旅行もできない。自分がうつる側になるのもだが、自分がうつす側になり、誰かの命を危険にさらしてしまうのではと考えると、こわい。外国の様子を見ていると、外に出て人混みに行くのは本当にやめるべきだと思う。

そして肺炎に感染した人が、ナイトクラブやライブハウス、タワーマンションのパーティに参加していただとか、プライベートが公にされ叩かれるのを眺めていて、このところ、気になることがあった。

世の中にごまんといるはずの、不倫をしている人たちは、どんな想いでいるんだろうか。

人に言えない関係だからこそ

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いつの時代も女の人生、いとめんどくさ。 諸行無常の更年期。花房観音、盛者必衰の理を知る。 とはいえ花の命はしぶといもので生理が終われど女が終わるわけじゃなし。 五十路直前、滅びるか滅びないかは己次第。 綺麗な50代をなぜ目指さないといけないのか? 子宮はパワースポットじゃありません、ただの臓器です。 下半身とは死ぬまでお付き合い。 子供子供言うな。ワシがいらんゆーたらいらんのじゃ! 下のグレイヘア問題。 男の自慢話をいつまで聞いてあげるべきか。 笑われる女にはもう笑えない。 死ぬまでにあと何回「する」のか。 私が巨大なおっぱいを好きになれた日。 母性って誰か見たことあんのか。 ------------ほか いくつになろうが女たるもの、問題色々、煩悩色々。

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ヘイケイ日記~女たちのカウントダウン

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花房観音

2010年「花祀り」にて第一回団鬼六賞大賞を受賞しデビュー。京都を舞台にした圧倒的な官能世界が話題に。京都市在住。京都に暮らす女たちの生と性を描いた小説『女の庭』が話題に。その他著書に『偽りの森』『楽園』『情人』『色仏』『うかれ女島』など多数。

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