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幻冬舎新書・これから出る本

2019.11.22 公開 ツイート

2019年11月28日発売の幻冬舎新書 幻冬舎編集部

幻冬舎新書の11月刊は6点、28日発売です。
幻冬舎新書はこの11月で創刊13周年を迎え、総刊行点数は577点になりました。
応援してくださった読者の皆様には心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
新書の世界ではまだひよっこ。これからも面白くて刺激的な新書を出し続けていきたいと思います。
これからもご愛読のほど、よろしくお願いいたします。

 

『二十二社――朝廷が定めた格式ある神社22』島田裕巳

定価(本体880円+税)

二十二社とは、天変地異が起きたとき国(朝廷)が神前に供物(幣帛〈へいはく〉)を捧げた22の第一級神社で、平安時代後期1039年、後朱雀天皇(ごすざくてんのう)が定めた神社の格式制度である。地域は京都と奈良が中心だが三重、大阪、滋賀、兵庫にも1つずつある。伊勢神宮、伏見稲荷(ふしみいなり)大社、春日大社のような有名神社はもちろんあるが、丹生(にう)川上神社のようにあまり知られていない神社もある。出雲(いずも)大社や厳島(いつくしま)神社は入っていない。そこには、どのような基準や意味があったのか。また、どんな由来や特徴があるのか。古(いにしえ)の神に思いを馳せる画期的な神社ガイド。

島田裕巳(しまだひろみ)
1953年東京都生まれ。宗教学者、文筆家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任。主な著作に『日本の10大新宗教』『平成宗教20年史』『葬式は、要らない』『戒名は、自分で決める』『浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか』『なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか』『靖国神社』『八紘一宇』『もう親を捨てるしかない』『葬式格差』(すべて幻冬舎新書)、『世界はこのままイスラーム化するのか』(中田考氏との共著、幻冬舎新書)等がある。

『医者が教える 正しい病院のかかり方』山本健人

定価(本体880円+税)

世の中には様々な医療情報があふれているが、その中身は玉石混淆。命の危機につながる間違った情報も少なくない。そして病院に行ったら行ったで、何時間も待って診療は数分、医者に聞きたいことがあっても聞けない、説明されても意味が分からない等々、患者側の悩みは尽きない。私たちはどうしたらベストな治療を受け、命を守ることができるのか? 正しい医療情報をわかりやすく発信することで、多くの人から信頼される現役医師が、風邪からガンまで、知っておくと得する60の基本知識を解説した、医者と病院のトリセツ。

山本健人(やまもとたけひと)
2010年京都大学医学部医学科卒業。神戸市立医療センター中央市民病院初期研修医、外科専攻医、田附興風会医学研究所北野病院消化器外科を経て、現在、京都大学大学院医学研究科博士課程在籍。専門は消化管外科。外科専門医、消化器病専門医、消化器外科専門医、感染症専門医、がん治療認定医など。「医師と患者の垣根をなくしたい」をモットーに、「外科医けいゆう」のペンネームで17年に医療情報サイト「外科医の視点」を開設。時事メディカル、看護roo!、ケアネットなどのウェブメディアで連載。Yahoo!ニュース個人オーサー。Twitter、Facebook、Instagramでも情報発信。各地で一般向けボランティア講演なども精力的に行っている。著書に『もう迷わない! 外科医けいゆう先生が贈る初期研修の知恵』(シービーアール)がある。

『「頭がいい」の正体は読解力』樋口裕一

定価(本体780円+税)

あらゆる物事を正確に読み取り、理解する力=読解力。文章を読んで自分の考えをまとめたり、会話で相手の意見に反論するときなど、現代社会を生きる上で不可欠な力だ。しかし読解力のない日本人が増えている。読書量の不足やネット記事・短文SNSの普及による「長文を読み解く耐性がない」「言葉の辞書的な意味は知っていても使いこなせない」ことが主な原因だ。本書では、問題を解きながら実際に言葉を使い、文章を書くことで「語彙力」「作文力」「読解力」の3ステップで鍛えていく。飛ばし読みや資料の要約、会話やコミュニケーションにも役立つ、現代人の必須スキルを磨く一冊。

樋口裕一(ひぐちゆういち)
1951年、大分県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、立教大学大学院博士課程満期退学。フランス文学、アフリカ文学の翻訳家として活動するかたわら、受験小論文指導の第一人者として活躍。現在、多摩大学名誉教授、東進ハイスクール客員講師。通信添削による作文・小論文の専門塾「白藍塾」塾長。250万部の大ベストセラーとなった『頭がいい人、悪い人の話し方』(PHP新書)のほか、『65歳 何もしない勇気』(幻冬舎)、『笑えるクラシック』(幻冬舎新書)など著書多数。

『リベラリズムの終わり――その限界と未来』萱野稔人

定価(本体840円+税)

自由を尊重し、富の再分配を目指すリベラリズムが世界中で嫌われている。米国のトランプ現象、欧州の極右政権台頭、日本の右傾化はその象徴だ。リベラル派は、国民の知的劣化に原因を求めるが、リベラリズムには、機能不全に陥らざるをえない思想的限界がある。これまで過大評価されすぎたのだ。リベラリズムを適用できない現代社会の実状を哲学的に考察。注目の哲学者がリベラリズムの根底を覆す。

萱野稔人(かやのとしひと)
哲学者、津田塾大学教授。1970年生まれ。専門は哲学、社会理論。パリ第十大学大学院哲学科博士課程修了。博士(哲学)。『国家とはなにか』(以文社)、『カネと暴力の系譜学』(河出書房新社)、『死刑 その哲学的考察』(ちくま新書)など著書多数。

『真贋力(しんがんりよく)――金閣寺・銀閣寺住職が教える目利きの力』有馬賴底

定価(本体780円+税)

デマや詐欺、文書の改竄、フェイクニュースに溢れる現代社会で、もっとも必要とされるのが本物/偽物を見抜く力=真贋力だ。拡散されている情報は本当に真実か、取引相手は信用に足る人物か――社会の情報化が、かえって真贋を見極めることの難しさに拍車をかけている。相国寺・金閣寺・銀閣寺住職である著者は、幼い頃から書画や骨董に親しみ、国宝や重要文化財を多数収蔵する美術館を開いた目利きの達人としても知られている。ローマ教皇フランシスコをはじめとする「真実の人」との出会いや、禅で最重要視される「体験」を通して培われた鋭い真贋力は、現代の私たちに迷いなく生き抜く術を教えてくれる。

有馬賴底(ありまらいてい)
1933年、東京生まれ。臨済宗相国寺派第七代管長。鹿苑寺(金閣寺)、慈照寺(銀閣寺)の住職も兼任。京都仏教会理事長。8歳で大分県日田市の岳林寺にて得度。京都相国寺の専門道場に入門、修行。現代日本の仏教界を代表する禅僧。久留米藩主有馬家の子孫にあたる。『60歳からヘタれない生き方』(幻冬舎)など著書多数。

『出家への道――苦の果てに出逢ったタイ仏教』プラ・アキラ・アマロー(笹倉明)

定価(本体780円+税)

直木賞作家である著者は、自らの才能に対する疑いと不安、楽な方へと流れてしまう性(さが)ゆえに、仕事に行きづまり、経済的にも困窮。逃げ出すようにしてタイへ移住する。仏教の国・タイで目にしたのは、毎朝の托鉢風景。俗世への執着を断った修行僧と、彼らに食物を捧げる人々の満ち足りた表情を眺めているうち、著者は、我欲に流され、愚行を重ねてきた己の人生の清算のために、一つの決心をするのだった――「人生の敗退者」が、ブッダの教えに導かれ、新たな道を歩み始めるまでを綴った感動の記録。

プラ・アキラ・アマロー
俗名・笹倉明(ささくらあきら)。作家・僧。1948年兵庫県生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒。80年『海を越えた者たち』(すばる文学賞佳作)でデビュー、88年『漂流裁判』でサントリーミステリー大賞、89年『遠い国からの殺人者』で直木賞を受賞する。作品に『東京難民事件』『昭和のチャンプ  たこ八郎物語』『にっぽん国恋愛事件』『砂漠の岸に咲け』『女たちの海峡』『旅人岬』『推定有罪』『愛をゆく舟』『ふたりの滑走』(『新 雪国』改題・電子書籍』『復権  池永正明35年間の沈黙の真相』等がある。2016年、チェンマイの古寺にて出家し、現在に至る。

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