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幻冬舎新書・これから出る本

2023.07.05 公開 ツイート

2023年7月26日発売の幻冬舎新書 幻冬舎編集部

幻冬舎新書の7月刊は8点、26日発売です。

戦争の近現代史――日本人は戦いをやめられるのか』保阪正康

定価990円(本体900円+税)

世界がウクライナ戦争で大きく揺らぎ始めている。再び戦争の時代に戻りそうな端境期にある今だからこそ、歴史から多くを学ぶべきだと主張する著者は、これまで軍指導者や兵士など延べ4千人に取材し、戦争と日本について50年近く問い続けてきた。なぜ近代日本は戦争に突き進んだのか? 戦争を回避する手段はなかったのか? 明治・大正と昭和の戦争の違いとは? それらを改めて検証する過程で新たに見えてきたのが、これまでの「戦争論」を見直す必要性である。本書では、日本近現代の戦争の歴史から、次代の日本のあるべき姿を提言する。

保阪正康(ほさかまさやす)
1939(昭和14)年、北海道生まれ。ノンフィクション作家。同志社大学文学部卒業。編集者を経て作家活動に。「昭和史を語り継ぐ会」主宰。2004年、一連の昭和史研究で第52回菊池寛賞受賞。2017年、『ナショナリズムの昭和』(幻戯書房)で第30回和辻哲郎文化賞受賞。近現代史の実証主義的研究をつづけ、これまで延べ4千人に聞き書き取材を行った。『昭和陸軍の研究(上・下)』(朝日選書)、『あの戦争は何だったのか』(新潮新書)、『昭和史 七つの謎』(講談社文庫)、『昭和の怪物 七つの謎』(講談社現代新書)、『歴史の定説を破る』(朝日新書)、『昭和史の核心』(PHP新書)など著書多数。

買い負ける日本』坂口孝則

定価1034円(本体940円+税)

かつては水産物の争奪戦で中国に敗れ問題になった「買い負け」。しかしいまや、半導体、LNG(液化天然ガス)、牛肉、人材といったあらゆる分野で日本の買い負けが顕著になっている。日本企業は、買価が安く、購買量が少なく、スピードも遅いのに、過剰に高品質を要求するのが原因。過去の成功体験を引きずるうちに、日本企業は客にするメリットのない存在になったのだ。調達のスペシャリストが目撃した絶望的なモノ不足と現場の悲鳴。生々しい事例とともに、機能不全に陥った日本企業の惨状を暴く。

坂口孝則(さかぐちたかのり)
調達・購買コンサルタント、未来調達研究所株式会社所属、講演家。2001年、大阪大学経済学部卒業後、電機メーカー、自動車メーカーに勤務。原価企画、調達・購買に従業。現在は、製造業を中心としたコンサルティングを行う。『牛丼一杯の儲けは9円』『営業と詐欺のあいだ』『未来の稼ぎ方』(すべて小社刊)、『製造業の現場バイヤーが教える調達力・購買力の基礎を身につける本』『調達・購買の教科書』(日本工業新聞社)など多数の著書がある。

老いては「好き」にしたがえ!』片岡鶴太郎

定価990円(本体900円+税)

人生を充実させるコツは、心の赴くままに行動すること――。モノマネでブレイクして以降、役者をベースに、ボクシング、絵画、ヨガの世界でも活躍する著者。還暦を機に離婚した現在は、「60代は体が元気に動く最後の時間。漫然と過ごすのはもったいない」と終活には目もくれず、自分のしたいことだけに情熱を注ぐ。常に挑戦をしてきた経験から、「何かを始めるのに年齢やセンスは関係ない」と断言。やりたいことの具体的な見つけ方から、自身も苦しんだ「男の更年期」の乗り越え方まで、老いに負けない極意がここに!

片岡鶴太郎(かたおかつるたろう)
1954年、東京・西日暮里生まれ。幼少の頃より役者を夢見て、高校卒業後に片岡鶴八師匠に弟子入り。3年後、東宝名人会、浅草演芸場に出演し、以後バラエティー番組で人気を誇る。30代で役者に転身後、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞など数多くの賞を受賞。現在は幅広いキャラクターを演じられる役者として、ドラマ、映画、舞台で活躍。また、書の芥川賞と言われる「手島右卿賞」を受賞するなど、芸術家としても名高い。ボクシングのプロのライセンスを持ち、ヨガマスターとしても活躍中。

教養としての生成AI』清水亮

定価1034円(本体940円+税)

2022年、文章生成AI「ChatGPT」や画像生成AI「Stable Diffusion」など、一般ユーザーも気軽に使える生成AIサービスが次々と現れて世界に衝撃を与えた。すでに「一億総AI活用時代」が到来した様相だ。「人間の仕事が奪われる」などとメディアは煽るが、その特性を正しく知って使えば、生活やビジネスの効率が大幅に上がるのは確実である。本書は最新のAI研究からその歴史、仕事への活かし方、AI時代に人間が鍛えるべき能力まで、人工知能研究の第一人者が解説。「AIを使う人間」と「AIに使われる人間」の分かれ目がここにある!

清水亮(しみずりょう)
1976年、新潟県長岡市生まれ。Uber Eats配達員。六歳の頃からプログラミングを始める。米マイクロソフトで上級エンジニアとして活動後、1998年にドワンゴに参画し、2003年に独立。2004年に情報処理推進機構(IPA)より「天才プログラマー/スーパークリエータ」に認定。以後、10社の会社設立に関わる。近年はディープラーニングを活用した人工知能の開発を専門に行い、2022年よりパーソナルAIサービスMemeplexを開始。著書に『よくわかる人工知能』(KADOKAWA)、『教養としてのプログラミング講座』(中公新書ラクレ)などがある。

分断を乗り越えるためのイスラム入門』内藤正典

定価1034円(本体940円+税)

21世紀に入り欧米諸国にとって最大の脅威はイスラム勢力だった。だが、欧米がイスラムを理解せず、自分たちの価値観を押しつけようとしたことが、対立をより深刻にしたのは否めない。1400年前に誕生し、いまだに「生きる知恵の体系」として力を持ち、信者を増やし続ける宗教・イスラム。その教えの強さはどこにあるのか。暴力的・自由がない・人権を認めない等、欧米が抱くイメージはなぜ生まれ、どこが間違っているのか。世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代の、必須教養としてのイスラム入門。

内藤正典(ないとうまさのり)
1956年東京都生まれ。同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。一橋大学名誉教授。東京大学教養学部教養学科科学史・科学哲学分科卒業。同大学院理学系研究科地理学専門課程中退。博士(社会学)。専門は多文化共生論、現代イスラム地域研究。著書に『トルコから世界を見る』(ちくまQブックス)、『なぜ、イスラームと衝突し続けるのか』(明石書店)、『イスラームからヨーロッパをみる』(岩波新書)、『となりのイスラム』(ミシマ社)ほか多数。

膵臓がんの何が怖いのか――早期発見から診断、最新治療まで』本田五郎

定価1034円(本体940円+税)

5年生存率が8.5%と低く、他のがんと比べても特にタチが悪いと知られる膵臓がん。膵臓は胃の後ろにあるため通常のエコー検査などでは見つけにくく、がん細胞が周囲の組織や臓器に速く染み込むように広がるので手術で切除するのも難しい。だが最近では超早期に治療すれば5年生存率90%超という成績もあり、いかに早く見つけるかが生死を決める鍵になる。黄疸や背部痛ほか特徴的な初期症状から、検査法、化学療法、ロボット手術などの最先端の治療法まで、膵臓がんのエキスパートがわかりやすく解説。

本田五郎(ほんだごろう)
1967年生まれ。県立熊本高校、熊本大学医学部を卒業後、京都大学医学部附属病院外科(研修医)、市立宇和島病院外科、京都大学消化器外科、済生会熊本病院外科、社会保険小倉記念病院外科、東京都立駒込病院外科、誠馨会新東京病院消化器外科などを経て、2020年10月、東京女子医科大学消化器・一般外科准教授に着任。2021年7月より同教授に就任。肝臓・膵臓の手術件数は2500件を超え、肝胆膵疾患の腹腔鏡下手術における高い技術力は世界的に知られており、海外での手術経験も豊富。

映画女優のつくり方』行定勲

定価990円(本体900円+税)

『世界の中心で、愛をさけぶ』『GO』『劇場』など、デビュー以来25年にわたって作品を撮り続けてきた行定勲。稀代の映画監督は、何を基準にヒロインを選び、その美しさと醜さをいかにして作品に封じ込めてきたのか。綾瀬はるか、沢尻エリカ、竹内結子、長澤まさみ、薬師丸ひろ子、吉永小百合……日本を代表する女優たちについて、自らのフィルモグラフィを振り返りながら、撮影時の知られざるエピソードとともに語り尽くす、出色の女優論、女性論、そして映画論。

行定勲(ゆきさだいさお)
1968年熊本県生まれ。映画監督、演出家。2000年「ひまわり」で第五回釜山国際映画祭国際批評家連盟賞受賞。「GO」で第25回日本アカデミー賞最優秀監督賞を始め数々の映画賞を総なめにし脚光を浴びる。04年「世界の中心で、愛をさけぶ」が観客動員数620万人を記録。10年「パレード」で第60回ベルリン国際映画祭パノラマ部門国際批評家連盟賞、16年「ブエノスアイレス午前零時」「タンゴ・冬の終わり」の演出において第18回千田是也賞を受賞。

関東大震災――その100年の呪縛』畑中章宏

定価1034円(本体940円+税)

東京の都市化・近代化を進めたといわれる関東大震災(大正12年/1923年)は、実は人々に過去への郷愁や土地への愛着を呼び起こす契機となった。民俗学や民藝運動の誕生、民謡や盆踊りの復興は震災がきっかけだ。その保守的な情動は大衆ナショナリズムを生み、戦争へ続く軍国主義に結びつく。また大震災の経験は、合理的な対策に向かわず、自然災害への無力感を〈精神の復興〉にすりかえる最初の例となった。日本の災害時につきまとう諦念と土着回帰。気鋭の民俗学者が100年の歴史とともにその精神に迫る。

畑中章宏(はたなかあきひろ)
1962年大阪生まれ。民俗学者。著書に『柳田国男と今和次郎』『「日本残酷物語」を読む』(平凡社新書)、『災害と妖怪』『津波と観音』(亜紀書房)、『21世紀の民俗学』(KADOKAWA)、『天災と日本人』『廃仏毀釈』(ちくま新書)、『五輪と万博』『医療民俗学序説』(春秋社)、『今を生きる思想 宮本常一 歴史は庶民がつくる』(講談社現代新書)など多数。

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