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へぐりさんちは猫の家

2019.09.22 公開 ポスト

リビングもダイニングもない家…家づくりはもっと自由でいい廣瀬慶ニ

猫15匹、犬5匹、人間3人が幸せに暮らせる。そんな夢のような家がありました! 『へぐりさんちは猫の家』は、世界でも珍しい「ペット共生住宅」を専門にする設計士、廣瀬慶二さんによるフォトエッセイ。キャットツリー、爪とぎ柱、ジグザグのキャットウォーク、猫窓、20cm×20cmの穴、トイレ……。猫も人間も幸せになれる家づくりのヒントがつまった本書より、一部をご紹介します。

*   *   *

猫が個室を気ままに訪問

リビングルームで家族団らん。食事の用意がととのって、ダイニングに移動。みんなで席に着いて楽しく食事をし、ごちそうさまでリビングルームに戻って猫をひざにソファでくつろぐ。

そんななんでもないような日常が……って書こうと思ったけれど、それって本当にみんなの日常ですか?

たとえば僕の家だと、妻に怒られれば片づけますが、ダイニングテーブルには本を積み上げているし、ごはんも和食ならリビングの床に座って大きい木のローテーブルで食べたほうがしっくりくる気がします。

たぶん今の日本人にとって、リビングルームだとかダイニングルームだとかの名前と実際の使い方は、全然一致していなくてもいいと思うのです。

というわけで、へぐりさん家にはリビングルームやダイニングルームと名づけた部屋がないかわりに、ご主人・奥様・お嬢様は、それぞれの寝室とは別に、結構広めの個室を持つことになりました。

食事や一家団らんは誰かの部屋に集まって自由な感じで過ごすスタイルで、見方を変えればリビングルームが3つあるということになります。

そして猫たちはいろいろな仕掛けのある「猫道」を通って、3つのリビングルームを気ままに訪問することができます。

 

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廣瀬慶ニ

1969年神戸市生まれ。神戸大学大学院自然科学研究科修了。一級建築士、一級愛玩動物飼育管理士。設計事務所ファウナ・プラス・デザイン代表。ペット共生住宅の専門家として、海外でも知られる。「住まいのリフォームコンクール」国土交通大臣賞受賞。著書に『ペットと暮らす住まいのデザイン』(丸善出版)がある。

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