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へぐりさんちは猫の家

2019.09.26 更新 ツイート

猫が喜ぶ家をつくるには…壁にたくさん穴を開けてみる廣瀬慶ニ

猫15匹、犬5匹、人間3人が幸せに暮らせる。そんな夢のような家がありました! 『へぐりさんちは猫の家』は、世界でも珍しい「ペット共生住宅」を専門にする設計士、廣瀬慶二さんによるフォトエッセイ。キャットツリー、爪とぎ柱、ジグザグのキャットウォーク、猫窓、20cm×20cmの穴、トイレ……。猫も人間も幸せになれる家づくりのヒントがつまった本書より、一部をご紹介します。

*   *   *

「猫穴」から見える世界

へぐりさん家には、やたらと多くの穴が壁に開けられています。外をながめるための窓も多いのですが、部屋を区切る壁にもたくさんの穴が開けられています。

若い猫は高い場所にある穴をくぐるのが好きで、おばあさん猫や太った猫は普通に床を歩いて、目の前に開けられた穴をくぐります。穴のサイズは20cm×20cm。僕はこれを「猫穴」とよんでいます。

猫は人間が思っているほど記憶力がよくありません。正確に言うと、自分がどこにいるのかを記憶する方式が、たぶん人間とは異なるので、家の全体像がわかるまでにちょっと時間がかかるようです。

ということは「猫穴」をくぐるたびに新しい景色が広がるその感じは、猫にとって退屈しない冒険になっているのかもしれません。

どういうわけか僕が訪れる時には、はなちゃんとこはるが「猫穴」から顔だけを出して出迎えてくれます。訪問者を見て一目散に逃げてしまう子も多いのですが、壁の穴からちょこっと顔だけを見せてくれると、挨拶ができて嬉しいもんです。

また、普通の家だと、猫のいい顔写真を撮るのに一苦労しますが、「猫穴」があると簡単です。そんなちょっとしたおまけの機能も「猫穴」にはあります。

 

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廣瀬慶ニ

1969年神戸市生まれ。神戸大学大学院自然科学研究科修了。一級建築士、一級愛玩動物飼育管理士。設計事務所ファウナ・プラス・デザイン代表。ペット共生住宅の専門家として、海外でも知られる。「住まいのリフォームコンクール」国土交通大臣賞受賞。著書に『ペットと暮らす住まいのデザイン』(丸善出版)がある。

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