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へぐりさんちは猫の家

2019.09.24 更新 ツイート

猫が遊び回れる「安定したキャットウォーク」をつくる廣瀬慶ニ

猫15匹、犬5匹、人間3人が幸せに暮らせる。そんな夢のような家がありました! 『へぐりさんちは猫の家』は、世界でも珍しい「ペット共生住宅」を専門にする設計士、廣瀬慶二さんによるフォトエッセイ。キャットツリー、爪とぎ柱、ジグザグのキャットウォーク、猫窓、20cm×20cmの穴、トイレ……。猫も人間も幸せになれる家づくりのヒントがつまった本書より、一部をご紹介します。

*   *   *

市販のキャットウォークは……

キャットツリーというのは、市販品のキャットタワーのことではありません。ああいうものはわざと壊れやすくつくられていて、すぐにボロボロになります

飽きっぽい猫も多いですから、それはそれで都合がいいのかもしれません。壊れてしまって新しいのを買ってきてあげると、猫たちは大喜びで梱包していた段ボール箱で遊んでくれます(それでいいのか?)。

じゃあ、キャットツリーとは何なのかというと、しっかりと床から生えた「らせん階段」みたいなものです。

市販品のキャットタワーはつくりが貧弱なので、猫が動くと揺れてしまい、思い切ったスピードを出せないようです。上下移動のための「猫道」として毎日使ってもらう場合、それは絶対に揺れてはいけません

あなたの猫の動作が緩慢なのは猫のせいではなくて、安定した「猫道」がないせいです。猫に信頼してもらえる「猫道」ならば、猫は屋内でも結構なスピードで上下移動を行ない、その姿はとても美しい

逆にスピードを出してもらいたくない場合には、足場を不安定にしておけばいいのかもしれません。でも僕は、スピード感あふれる猫の家のほうが好きです。夜中の運動会は勘弁してもらいたいと思ってはいますが。

 

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廣瀬慶ニ

1969年神戸市生まれ。神戸大学大学院自然科学研究科修了。一級建築士、一級愛玩動物飼育管理士。設計事務所ファウナ・プラス・デザイン代表。ペット共生住宅の専門家として、海外でも知られる。「住まいのリフォームコンクール」国土交通大臣賞受賞。著書に『ペットと暮らす住まいのデザイン』(丸善出版)がある。

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