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世界のトップ1%に育てる親の習慣ベスト45

2019.07.31 更新 ツイート

教育費にお金をかけなくても「ハーバード大学」に行ける!廣津留真理

独自の家庭教育で、一人娘を地方公立校からハーバード大学現役合格に導いた廣津留真理さん。学校や塾に「外注」しなくても、親の教育しだいで子どもの学力はいくらでも伸ばすことができるのです。著書『世界のトップ1%に育てる親の習慣ベスト45』より、今日からわが子に実践できるメソッドをご紹介します。お父さん、お母さんは必見!

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子どもは「負債」である

その昔は子だくさんであり、子どもたちは家事や子守りを担う一家の大事な働き手であり、農作業や丁稚奉公などで稼ぐ家計の資産でした。いまでも発展途上国では子どもは貴重な働き手として家計を支えています。

(写真:iStock.com/BrianAJackson)

子どもは資産であり、頼れる働き手だった時代には、残念ながら十分な学校教育も家庭教育も施すことはできませんでした。発展途上国では現在でも満足な教育が受けられない子どもたちが大勢います。

現代日本の子どもたちの多くは家計を支える労働からは解放されており、幸いにも学校教育も家庭教育も受けられる恵まれた環境にいます。

その環境には感謝するべきですが、見方を変えてみると、子どもは資産から負債になったともいえます。宝ものである子どもを“負債”と表現するのは少々乱暴で違和感があるかもしれません。

ですが、幼稚園から高校まですべて私立に通うと教育費は一人あたり平均1750万円、それに大学4年間を合わせると2000万円を超えるとされています。子ども一人を育てるのは、2000万円の負債を負うようなもの。「家族が増えたらもっと広い部屋で暮らしたい」とローンを組んでマンションを買ったりすると、そこへプラスして数千万円の負債を抱え込む結果となります。

それだけの負債を背負って大学に入れても、私の周りの大学生たちからは「授業のレベルが低すぎてつまらない」という不満の声ばかりが聞かれます。

世界の大学ランキングで日本の大学が上位に少ない事実からもわかるように、グローバル水準に照らすと日本の大学の大半は高等教育機関として機能していないのです。そこへ大金を費やすのは、不良債権にお金をかけるような行いです。

子どもを負債と捉えると、教育費はできるだけ抑えるべき。教育費は聖域で削れないと思い込んでいる親御さんもいますが、努力次第でいくらでも削れます。

家計には自動車やマンションのローンもありますし、子どもが巣立った後に夫婦で老後を過ごす資金も必要になります。

子どもがいくら大事でも、教育費もベストなコストパフォーマンスを叩き出しましょう。企業と同じように家計にも経営努力が求められるのです。

海外の大学では「全額免除」もある

幼稚園から大学まですべて公立なら“負債額”は1000万円に抑えられます。学校に外注しても5教科しか面倒を見てくれないのですから、学校は公立を選んで負債額を圧縮するのも一つの手です。娘は高校までずっと公立でしたから、学費は小中高12年間で50万円で済みました。

(写真:iStock.com/travelview)

ちなみにハーバード大学では、学費と寮費(ハーバード大学は3食付きの全寮制です)などを合計すると年間計6万8000ドル(1ドル110円換算で約750万円)かかりますが、所得に応じて免除があり、とくに世帯年収6万5000ドル(同715万円)以下の家庭は全額免除です。年収6万5000ドルから15万ドル(同1650万円)の家庭も、実際に支払う額が年収の0%から10%になるように返済不要の奨学金が出ます。

世界中から優秀な学生を集めるために、ハーバードのような海外の有力大学ほど低コストで学べるようになっています。

日本の大学だけではなく、海外のトップ大学への進学も視野に入れて教育費を抑えましょう。

教育費で削れるのは学習塾と模試に使うお金です。

学習塾は、学校を遥かに超えたレベルの内容を子どもたちに教える教育機関、私財を投げ打ってでも理想の教育を社会に問う私塾とは違います。学校で習う範囲をわざわざ予習復習したり、公立中高の入試対策を扱ったりするのは、本来なら教育の基本で、お金を払ってまで学習塾に通うのは違うと思います。

予習復習塾に外注してしまうケースは、2パターンあります。一つは、「A君もB君も塾に行っているから」と横並びの同調圧力に負けてしまう場合です。

もう一つは、両親のどちらか、あるいは両方とも大卒ではないが、子どもを大学に入れたい「ファーストジェネレーション」と呼ばれる世代が、大学受験の仕組みを知らない不安から外注に頼ってしまうケースです。

5教科の学力テスト準備に子どもの貴重な時間と意識を集中させるあまり、家庭の文化資本や親の得意を活かした分野で子どもを伸ばすチャンスを逃していることもあります。

「あのときこれをやっていれば、うちの子はこんな可能性もあったのに……」とならないように、コストパフォーマンスが最高の家庭教育に注力してみてください。

どんなに5教科ができて全国模試で1位を取ったとしても、その結果は履歴書には書けないのです。

模試やテストをこんなに何回も受けさせる国は世界でもごく少数。その模試代を家族がハッピーになるファミリーイベントに使ってはいかがでしょうか

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世界のトップ1%に育てる親の習慣ベスト45

独自の家庭教育で、一人娘を地方公立校からハーバード大学現役合格に導いた廣津留真理さん。学校や塾に「外注」しなくても、親の教育しだいで子どもの学力はいくらでも伸ばすことができるのです。著書『世界のトップ1%に育てる親の習慣ベスト45』より、今日からわが子に実践できるメソッドをご紹介します。お父さん、お母さんは必見!

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廣津留真理

大分県在住。早稲田大学第一文学部卒。ブルーマーブル英語教室代表、一般社団法人Summer in JAPAN(SIJ)設立者・代表理事・総合プロデューサー、株式会社ディリーゴ代表取締役。2012年、一人娘のすみれさんが18年間塾なし、留学なし、学費は小中高12年間でたった50万円で、地方公立からハーバード大学へ現役合格。「英語4技能(読む、聞く、書く、話す)」を伸ばし、本当に「使える英語力」を磨く独自のメソッドで、多数の小学生を大学入試レベルの英文が読めるように導く。ハーバード生が子どもたちにプレゼンや演劇などを英語で教えるサマースクール「Summer in JAPAN」を2013年から開催し、2014年に経済産業省の「キャリア教育アワード奨励賞」を受賞。著書に『世界に通用する一流の育て方 地方公立から<塾なしで>ハーバードに現役合格』(SBクリエイティブ)、『英語で一流を育てる 小学生でも大学入試レベルがスラスラ読める家庭学習法』(ダイヤモンド社)がある。

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