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世界のトップ1%に育てる親の習慣ベスト45

2017.09.09 更新 ツイート

「英語力=単語力」!自己紹介の英作文100本ノックで鍛えよ!廣津留真理

学校や塾に外注しなくても、子どもの学力と可能性を広げる教育は、家庭でこそベストに行えます。独自の家庭教育で娘をハーバード合格に導いた廣津留真理さんの著書『世界のトップ1%に育てる親の習慣ベスト45』から、親の行動を少し変えるだけで、子どものやる気と才能をみるみる引き出す超実践的なメソッドを紹介します。

 

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日本人は英語の読み(リーディング)、書き(ライティング)はできるのに、話す(スピーキング)、聞く(リスニング)が下手とされています。だから、幼児英語教室のCMでは、子どもたちが英語で話しているシーンを繰り返し流すのでしょう。

でも、リーディングもライティングも日本人は大いに不得手です。日本の高校で使っている教科書は、英語が公用語の一つであるシンガポールの小学2年生レベル。

中学校から高校までの6年間の英語の授業で『ニューヨーク・タイムズ』の日曜版1日分の文字量しか読まないとされています。それで読み書きができると思ったら大間違いです。

読む、書く、話す、聞くという英語の4技能のうち、家庭教育ではどこから始めるべきかというと、私はリーディングとライティングだと思います。理由は3つあります。

英語に限らず、言語には書き言葉と話し言葉があります。

話し言葉はその言葉が公用語として日常的に話されている場所に行かないとなかなか磨かれませんが、書き言葉のリーディングとライティングはどこにいても練習できます。

日本にいながらにして、英語の絵本を声に出して読んだり、英語の本の内容をサマライズ(要約)したり、それを基にエッセイ(小論文)を書いてみたりと、リーディングとライティングは自在に行えて上達が図れます。これが第1の理由です。

帰国子女にはスピーキングとリスニングでは負けるかもしれませんが、読み書きを勉強すればリーディングとライティングで引けをとることはないでしょう。スピーキングとリスニングが得意な帰国子女でも、リーディングとライティングが苦手な子どもはいっぱいいます。

そして大学入試でも、重んじられているのはリーディングとライティングです。これが第2の理由です。

第3の理由は、リーディングとライティングを突き詰めれば、英語で話せるようになるからです。私は帰国子女でもなく、英語圏で暮らした経験もありませんが、いまではサマー・イン・ジャパン(注:ハーバード生が子どもたちにプレゼンや演劇などを英語で教えるサマースクール)の講師採用でハーバード生には試験と面接を課しています。それはリーディングとライティングによって言葉をたっぷり蓄積しているからに他なりません。

徹底したリーディングとライティングでなるべくたくさんの言葉をインプットしておけば、その組み合わせでいくらでも話せるようになります。先立つものはインプット。インプットがないとアウトプットはできないのです。

 

○毎週1本英作文を書いて暗記する、100本ノックで鍛えよ

次期学習指導要領では、高校卒業レベルまでに4000~5000語の英単語を覚えることになっていますが、そのレベルのボキャブラリーではとても高度な会話はできません。

ましてや、文部科学省が期待しているように「社会的な問題や時事問題など幅広い話題について課題研究したことを発表・議論したりすることができる」ようになり、「外国語やその背景にある文化の多様性を尊重し、他者に配慮しながら、幅広い話題について情報や考えなどを外国語で的確に理解したり適切に伝え合ったりする能力を養う」のは不可能です。

最低でも8000~1万語、できれば1万5000語ほどの英単語を覚えていないと、文科省が求める技能は発揮できませんし、言葉を組み合わせてリーディングとライティングをスピーキングにつなげることも難しいでしょう。

私が主宰する英語教室では、小学校に上がるまでの幼児はリーディングに留めますが、それ以降は毎週1本英作文を書いて、それを暗記して発表します。年間48本、2年間で計96本。野球でいうなら100本ノックです。

たとえば、幼児や小学1年生なら次のようなごく簡単な自己紹介から始めます。

「Let me introduce myself. My name is Mari. I'm 7 years old. I go to Oita elementary school. My favorite subject is Japanese, because I like writing stories in Japanese. Thanks for listening.(自己紹介させてください。私の名前はマリです。私は7歳です。大分小学校に通っています。好きな科目は国語です。なぜならお話を作るのが好きだからです。聞いてくれてありがとうございます)」

自己紹介が終わったら、次は友達を紹介する作文を書きます。

「Ken is one of my best friends. He has black hair and black eyes. He is good at football, so we often play it together after school. Thanks for listening.(ケンは私の親友の一人です。黒髪で黒い目をしています。彼はサッカーが上手で、放課後よく一緒にサッカーをして遊びます。聞いてくれてありがとう)」

リーディングとライティングでは、細かい文法などに拘泥(こうでい)しないことが大切。かつてはスポーツで使う「play」という動詞には「the」という定冠詞は不要であり、楽器を演奏するという意味で使うときは「play the piano」のように「the」をつけるのが決まりとされていました。でも、現在ではどちらでもいいことになっています。

ですから、細かい点にこだわらないで、英語の読み書きに慣れることを優先させるのが正解です。

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世界のトップ1%に育てる親の習慣ベスト45

独自の家庭教育で、一人娘を地方公立校からハーバード大学現役合格に導いた廣津留真理さん。学校や塾に「外注」しなくても、親の教育しだいで子どもの学力はいくらでも伸ばすことができるのです。著書『世界のトップ1%に育てる親の習慣ベスト45』より、今日からわが子に実践できるメソッドをご紹介します。お父さん、お母さんは必見!

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廣津留真理

大分県在住。早稲田大学第一文学部卒。ブルーマーブル英語教室代表、一般社団法人Summer in JAPAN(SIJ)設立者・代表理事・総合プロデューサー、株式会社ディリーゴ代表取締役。2012年、一人娘のすみれさんが18年間塾なし、留学なし、学費は小中高12年間でたった50万円で、地方公立からハーバード大学へ現役合格。「英語4技能(読む、聞く、書く、話す)」を伸ばし、本当に「使える英語力」を磨く独自のメソッドで、多数の小学生を大学入試レベルの英文が読めるように導く。ハーバード生が子どもたちにプレゼンや演劇などを英語で教えるサマースクール「Summer in JAPAN」を2013年から開催し、2014年に経済産業省の「キャリア教育アワード奨励賞」を受賞。著書に『世界に通用する一流の育て方 地方公立から<塾なしで>ハーバードに現役合格』(SBクリエイティブ)、『英語で一流を育てる 小学生でも大学入試レベルがスラスラ読める家庭学習法』(ダイヤモンド社)がある。

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