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編集部日記

2018.07.21 更新 ツイート

直木賞の結果を待つというのは特別な経験だった竹村優子

直木賞候補発表から選考会までが長かった

7月17日
いつもより1時間早く出社して、部の会議用の企画書を仕上げる。
会議では3つ企画を提案。
ランチをライターの清田隆之さんと一緒に。まとめていただいた窪美澄さんと前野健太さんのイベントや、ご登壇いただいた「モヤモヤするあの人」イベントのこと、セクハラ問題や結婚における日常の気遣いなど、最近気になったことをしゃべりまくる。
夕方、レコード会社の方と会社で打ち合わせ。
「この本、レコード会社の藤原さんが出てくるんですよ」と『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。』をお渡しする。この方も藤原さんなのだ。

7月18日
直木賞選考会の日。仕事でもしてないと落ち着かないので、ぎりぎりまでゲラを戻したり、マヒトさんの「眩しがりやが見た光」の公開準備をしたり。
選考会の始まる17時から、窪美澄さんと『小説幻冬』有馬と私とで渋谷に集合して、『じっと手を見る』の打ち上げをまだちゃんとしていなかったので、お疲れ様でしたの乾杯。
窪さんに最初にお会いしたのは2010年。『ふがいない僕は空を見た』を発売日に買ってすぐ読んで、めちゃくちゃ衝撃を受けて、すぐに窪さんに連絡をとった。そして、『じっと手を見る』の1話目「そのなかにある、みずうみ」を書いていただいたのが2011年3月。そこから7年かけて単行本になった。
残念ながら、直木賞はとれなかったけれど、この作品のすばらしさは変わらない。

7月19日
目が覚めた瞬間、昨日のことを思い出して、悔しい気持ちになったけれど、週1回のplus会議にはちゃんと出ねばと、いつもより早い出社。
「美しい暮らし」「人形怪談」の公開準備など。
夜、代官山unitで片想い、どついたるねんのライブ。気持ちが盛り上がらず、行くかどうか迷ったけれど、何も知らない4月の私がとったチケットの予定を遂行しようと思う。

7月20日
午前中、自宅で少し仕事をして出社。
午後からbar bossa で林伸次さんとカツセマサヒコさんの『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。』の発売記念対談。カツセさんの妄想デートプランが素敵。後日、ウェブメディアで公開予定。
そのあと、新宿二丁目に移動して、橋本倫史さんの写真展「ドライブイン」を見る。いつのまに、ドライブインがこんなになくなってしまったのだろう。写真か漂う哀愁と、説明書きから見える生活のなかの歴史。知らないうちにいろいろなものが消えているのかもしれない。

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幻冬舎plus編集部員の仕事に仕事と、それだけじゃヤダな日々。

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竹村優子

幻冬舎plus編集長と単行本、新書、文庫の編集に携わる。手がけた本は、『世界一の美女になるダイエット』(エリカ・アンギャル)、『青天の霹靂』(劇団ひとり)、『職業としてのAV女優』(中村淳彦)、『快楽上等!』(上野千鶴子・湯山玲子)、『大本営発表』(辻田真佐憲)、『弱いつながり』(東浩紀)、『赤い口紅があればいい』、『「自分」を仕事にする生き方』(はあちゅう)、『じっと手を見る』(窪美澄)など多数。

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