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「日本一有名なニート」と「クマムシ博士」の、ニッチ的生き方のすすめ

2020.02.20 公開 ポスト

【人生がつらくなったら生物に学ぶ】クマムシ的寛容生存戦力が不寛容なネット社会を生きやすくする【再掲】pha/堀川大樹

ゴロゴロ暮らして、たまに何かやる

堀川 ところで、シェアハウスにはいま何人ぐらいで住んでるんですか?

pha 3人ですね。一時期5人いましたけど、転勤とかで減っていまは3人です。

堀川 3人ともニートなんですか?

pha  いや、いちおう働いてます。働いてる人と、半分働いてる人っていう感じで、なんとなく生きてる感じです。

堀川 phaさんの場合、ご著書の印税とかはどうされてるんですか? お金が入ったら、入った分だけ使っちゃう感じですか? それとも、いちおう貯めておこうみたいな。

pha  定期収入があまりないので、いくらかまとまったお金が入ったら置いておいて、ちょっとずつ使って、「ああ、これであと1年は生きられるな」みたいな(笑)。あまり先のことは考えてないんですけど、それぐらいな感じですね。毎月ちょっとずつ使っていって、みたいな。あまり計画性がないので、本当に「これであと1年いけるな」ぐらいしか考えてなくて、その先どうなるのかよく分からないんですけど。

堀川 でも、すごくアクティブなイメージもありますけど。シェアハウスをされたりとか、田舎に家を持ったりとか。そういう活動も、なるべくストレスなくダラダラしたいっていう欲望をマックスにするためなんですか? それとも、ほかに何か目的というか、実はちょっと意識の高いところで、社会に貢献したいみたいなのはあったりするんですか?

pha  それはないですね。やっぱり自分の居心地のいい場所を作りたいというのが一番です。そういう場所を作って、それをある程度外に開いていると社会貢献になったりもするのかなって考えることはありますけど、基本的には自分のためですね。仕事もそんなにやってなくて、やっぱり基本的に週3日か4日はほぼ寝てる感じです。もっとも、それだけだと飽きてきますから、「たまには何かやろうか」ぐらいですけどね。

堀川 でも、シェアハウス一つをとっても、運営が大変じゃないのかなって。そういうのって一般の人がやっても、かなりストレスを感じる場面が多いと思うんですよ。それをスルッとやれちゃうところがおもしろいなと。phaさんてまったく何もしない人じゃないんですよね。意外に小まめというか(笑)。

pha  そうですね。シェアハウスは本当に自分のねぐらを作りたいからやった感じなんですが。まあ、面倒くさいこともあるけど、それはしょうがないかなと。働くというか、会社に行くよりはましかな、みたいな(笑)。会社に勤めて、お金でなんとかするという選択肢もありますけど、それは面倒くさい。だから、お金はなくても、なんとか自分のできる範囲でやっていく、みたいな感じですかね。ゴロゴロ暮らしながらも、ちょっとは何かやりたくなってくる気持ちもありますから、まあバランスよくやってる感じですね。

堀川 理想的です。

pha  低代謝というか、低収入・低支出で。

堀川やる気がないのに、やらされてるって辛いですよね。たぶんほとんどの人はそういう感じで生活してると思うんですよ。それとは逆に、自発的に何かをやりたい時にアウトプットするみたいなのがいいなと。

pha  そうですね。ブログ書いたりとかもそんな感じだし。

関連書籍

pha『持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない』

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pha

1978年生まれ。大阪府出身。京都大学卒業後、就職したものの働きたくなくて社内ニートになる。2007年に退職して上京。定職につかず「ニート」を名乗りつつ、ネットの仲間を集めてシェアハウスを作る。2019年にシェアハウスを解散して、一人暮らしに。著書は『持たない幸福論』『がんばらない練習』『どこでもいいからどこかへ行きたい』(いずれも幻冬舎)、『しないことリスト』(大和書房)、『人生の土台となる読書 』(ダイヤモンド社)など多数。現在は、文筆活動を行いながら、東京・高円寺の書店、蟹ブックスでスタッフとして勤務している。Xアカウント:@pha

 

堀川大樹

1978年生まれ。北海道大学大学院地球環境科学研究科博士課程修了。地球科学博士。NASA Ames Research center研究員、AXAポスドクフェロー、パリ第五大学および仏国立衛生医学研究所研究員を経て、慶應義塾大学SFC上席所員。著書に『クマムシ博士の「最強生物」学講座 私が愛した生きものたち』(新潮社)、『クマムシ研究日誌 地上最強生物に恋して』(東海大学出版部)がある。

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