今日トイレのためにラーメン屋に入った。
ラーメンの口ではないのに、トイレを借りるためにだ。
喫茶店が空いてる時間ではなかった。都会だったしコンビニはトイレを貸してない。
そう、都会のコンビニはトイレを貸してないんだ。知らなかっただろ? 田舎もん達。
別にラーメンくらい食ったら良いんじゃんと言うそこのロン毛、
僕はダイエット中なのだ。
正式に言うと減量中というより、摂生中?
無意味に太りたくない。といったところだろうか。
なのでラーメンは食いたい時に食いたい。
食いたいラーメンだけを食いたい。といったところだろうか。
抱きたい女だけを抱きたい。
とほぼ同じだ。
酔っ払って、誰でも良いからって顔になってる奴は見てられないし、だいたいヤバい奴だ。そういう奴は人の彼女にも手を出す。気をつけろ。僕は縁を切った奴が何人かいるぞ。そういう奴に限って金にせこかったりもする。ケチな奴はだいたいヤバいから。人には奢られるのに奢らない奴な。そういう奴は親に金せびったりする。ほんとに気をつけろ。
とまぁ何人かの顔が浮かんだので話が逸れたが、
大事なことをまだ言ってなかった。僕はラーメンが好きなのである。ラーメン屋に敬意がある。
ラーメン屋は凄い。かっこいい。ラーメンは芸術だ。あの一杯の中に生き様を感じる。
だからこそ、トイレを借りるついでに食べるみたいなことをしたくないのだ。
ちゃんとそのラーメンを目的として、下調べをして、楽しみにして、食べたい。
なんとなく入って食べるとかしたくない。
寄席じゃないのだ。ラーメンは。
単独ライブなのだ。
寄席だったらふらっと気軽に入って楽しいだろう。
単独ライブには好きな人たちが集まる良さがあると思う。
オタクでもライトでも良い。その人のことを少しでも好きな人が集まるのではないだろうか。
いや、色んなラーメンの捉え方があって結構だ。
現に僕は蕎麦屋はふらっと入る。
そう、寄席のように。
僕にとってのラーメンがそうだという話なのだ。
だから今日は僕はラーメンに失礼をしてしまった。
申し訳ない。
ただ、注文して、トイレを借りて、終わって安心した気持ちで食べたラーメンは美味かった。
腹の空いたスペースに煮干しが沁みた。
今回は目の前にラーメン屋があったからなんとかなった。
ラーメン屋が無かったらどうなっていたのか。
という訳で、ウーバートイレというのはどうだろう?
配達のトイレである。移動式の。
アプリで注文したらトイレが来る。
トイレを探して彷徨(さまよ)っているその「彷徨い」に便意を促進させる作用があるのは周知の事実だろう。
本当は漏らしそうな時は、じっとしていることが大事なのだ。
しかしじっとしていてもトイレは来ない。ただ漏らす時間を遅らせているだけ。
そこでウーバートイレだ。
運転席の後ろにトイレがある車型なのか、バイクなのか。はたまたチャリのパターンもあるかもしれない。
注文したら目の前に現れて、じっとしてたらトイレがやってくる。そして入って用を済ますと去っていく。次の困っている人のところへと。
ヒーローだ。
これは流行るぞ。ただ、懸念が一つだけある。
タクシーの配車アプリでも、向かい側に止まってしまったり、出前アプリでも道に迷って遅れてしまったりすることがたまにある。
そんなことをウーバートイレがした時は、たまったもんじゃない(溜まってるんだが)。
そして『すみません、遅れました』
とお客さんの前に着いた時に、既に手遅れになっていたとしたら。
怒りの具合を想像すると、タクシーの配車や出前の比ではない。命の危険さえあり得る。
動物園のゴリラがするように、漏らしたその物を投げつけられることもあるのかもしれない。
この仕事が誕生するのならば、必ず危険手当を付けてあげていただきたい。
クロスロード凡説

「ネタにはしてこなかった。でも、なぜか心に引っかかっていた。」
そんな出来事を、リアルとフィクションの間で、書き起こす。
始まりはリアル、着地はフィクションの新感覚エッセイ。
“日常のひっかかり”から、縦横無尽にフィクションがクロスしていく。
「コント」や「漫才」では収まらない深掘りと、妄想・言い訳・勝手な解釈が加わった「凡」説は、二転三転の末、伝説のストーリーへ……!?










