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英語力0.5レッスン「人のEnglishを笑うな」

2026.05.04 公開 ポスト

金の牛?『ジュラシック・ワールド』は“cash cow”。ネイティブが小声でつぶやいた英語の意味とはMOMOKO YASUI

「ジュラシック・シリーズ」をあえてビジネス的に言うと?

日本語ペラペラのアメリカ人となぜか映画『ジュラシック・ワールド』の話になった時、突然彼がこう小声で言いました。

They keep reviving the Jurassic franchise because it's a cash cow.

1993年の『ジュラシック・ワールド』公開当時、私は小学生でした。両親に映画館に連れて行ってもらって、おそらく人生ではじめて「映画館で観た洋画」です。

Illustration=Norio

「『ジュラシック・ワールド』は子供の頃に観たけど、『ジュラシック・ワールド』のシリーズは観たことないなー。しかし年月がたってもシリーズが続くってすごいね」というようなことを私が言ったら、上記のフレーズで返されたのです。

 

直訳すれば「彼らはジュラシック・フランチャイズを復活させ続けている。なぜならそれは金の牛だから」となります。なんだかほんのり意味がわかりません。

本人に聞いてみたところ、まず一つ目のわからない箇所はこういうことでした。

Franchise=その作品を中心とした「商業」

「フランチャイズ」といったらコンビニとかファミレスとかチェーン店の加盟店システムをイメージします。こちらもその感じで「ジュラシック・パークやワールドを中心とした商業システム」ということみたいです。

つまりは「ジュラシック・シリーズ」と言ってもいいところを、彼はあえてビジネス的に言ったようです。

安定的な収益源を指す“cash cow”

そして二つ目のよくわからないフレーズはこういうことでした。

cash cow=稼ぎ頭

ビジネスにおいて、安定的に稼ぎがあり、他のあまり売れてない商品の分まで補填してくれるような「稼ぎ頭」ということみたいです。「安定的にミルクを出し続けてくれる雌牛」のイメージなのでしょうか。

ということでこのフレーズはこういう意味になるようでした。

They keep reviving the Jurassic franchise because it's a cash cow.
(彼らはジュラシック・シリーズを復活させ続けているんだよ、だって稼ぎ頭だから)

確かに「ジュラシック・シリーズ」はUSJでもアトラクションが人気ですし、スタジオの「稼ぎ頭」なのかもしれません。だからいつまでも続編が作られて、さらにスタジオは稼ごうとしているんだ、そういうニュアンスのことを彼は言ったのでした。

彼は日本語ペラペラで、普段は日本語で話してくれるのに、そういう皮肉みたいなことは小声の英語になります。本音はやっぱり母国語の方が言いやすいのでしょう。その気持ちはわからないでもないです。

『ジュラシック・ワールド』を観る時には、恐竜の咆哮よりも“cash cow”と言う彼の小声のつぶやきを思い出してしまいそうです。

*   *   *

※この記事はWeb版GOETHEに掲載された記事を再編集したものです

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英語力0.5レッスン「人のEnglishを笑うな」

35歳・英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者による英語力0.5レッスン「人のEnglishを笑うな」。「その英語力でよく来たね(笑)」と笑われて2年後、英語力未だ0.5であえなく帰国。だけど日本にいたって、きっともっと英語は覚えられる! 下手でもいいじゃない、やろうと決めたんだもの。

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MOMOKO YASUI

英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者。

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