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衰えません、死ぬまでは。

2024.02.28 公開 ポスト

第12話「還暦という違和感」後編

老人エッセイみたいな本が多く目につくようになって、いろいろ読んでみたところ…宮田珠己

宮田珠己さんの還暦エッセイ、後半です。

*   *   *

私がかつて六十歳なんて死ぬ寸前だとイメージしていたことからも推測できるように、六十という数字には寿命が近い印象があり過ぎるのである。実際の六十歳は、そこまで死に近くない。

昭和の中頃まで、定年は五十五歳だったというから、昔と今とでは年齢のイメージにズレがあるのだろう。老化を過度に恐れるあまり、私は気持ちの中で、五十代からじわじわと勝手に老け込んでいたのかもしれない。

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衰えません、死ぬまでは。

旅好きで世界中、日本中をてくてく歩いてきた還暦前の中年(もと陸上部!)が、老いを感じ、なんだか悶々。まじめに老化と向き合おうと一念発起。……したものの、自分でやろうと決めた筋トレも、始めてみれば愚痴ばかり。
怠け者作家が、老化にささやかな反抗を続ける日々を綴るエッセイ。

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宮田珠己

旅と石ころと変な生きものを愛し、いかに仕事をサボって楽しく過ごすかを追究している作家兼エッセイスト。その作風は、読めば仕事のやる気がゼロになると、働きたくない人たちの間で高く評価されている。著書は『ときどき意味もなくずんずん歩く』『ニッポン47都道府県 正直観光案内』『いい感じの石ころを拾いに』『四次元温泉日記』『だいたい四国八十八ヶ所』『のぞく図鑑 穴 気になるコレクション』『明日ロト7が私を救う』『路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅』など、ユルくて変な本ばかり多数。東洋奇譚をもとにした初の小説『アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険』で、新境地を開いた。

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