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歌舞伎町で待っている君を

2024.02.14 公開 ツイート

「ホストは誰かにとっての完璧な男」そう言う美しい青年の眼力に引き寄せられる SHUN

下町ホストクラブの初日にフェイクな夜を知ったSHUN。歌舞伎町のホストで歌人で寿司職人となるずっと以前に知り合った人の存在感。

(写真:Smappa! Group)

#3 下町ホスト生活二日目

家族の談笑が不快な夢の覚め際に触れる

胃に微かに残っている消化間近のおにぎりとJINROの残り香を枕元にある常温の水で薄めた

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手塚マキ『新宿・歌舞伎町 人はなぜ<夜の街>を求めるのか』

戦後、新宿駅周辺の闇市からあぶれた人々を受け止めた歌舞伎町は、アジア最大の歓楽街へと発展した。黒服のホストやしつこい客引きが跋扈し、あやしい風俗店が並ぶ不夜城は、コロナ禍では感染の震源地として攻撃の対象となった。しかし、この街ほど、懐の深い場所はない。職業も年齢も国籍も問わず、お金がない人も、居場所がない人も、誰の、どんな過去もすべて受け入れるのだ。十九歳でホストとして飛び込んで以来、カリスマホスト、経営者として二十三年間歌舞伎町で生きる著者が<夜の街>の倫理と醍醐味を明かす。

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歌舞伎町で待っている君を

歌舞伎町のホストで寿司屋のSHUNが短歌とエッセイで綴る夜の街、夜の生き方。

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SHUN

2006年、ホストになる。
2019年、寿司屋「へいらっしゃい」を始める。
2018年よりホスト歌会に参加。2020年「ホスト万葉集」、「ホスト万葉集 巻の二」(短歌研究社)に作品掲載。

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