
生き方
仕事の関係でひとり東京で新年を迎えることになった。嫁と娘も先に関西に帰省し、リビングには人の気配がまるでない。ソファに寝転がって池波正太郎の「銀座日記」を読む。本のページをめくる音だけが聞こえる。気付けばLINEの画面に「謹賀新年!」「あけおめ、ことよろ!」の通知音が一斉に鳴った。
バラエティ番組を中心に“第7世代放送作家”として活躍する澤井直人氏が、作家の日常のリアルな裏側を綴ります。
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