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文豪未満

2022.12.29 公開 ツイート

2022年に読んだ本、5選 岩井圭也

作家になると読書量が減るという噂をよく聞く。

たしかに趣味の読書は減った。これは、「趣味の本を読む時間があったら創作に充てたい」という考えにシフトしたためだ。8月まで兼業作家だった私にとって、どうにか捻出した自由時間は趣味の読書よりも執筆に使うべきものだった。

一方で、創作にあたって資料を読む量は格段に増えた。資料としての読書は、個人的な好みではまず手に取らないような本や、そもそも新刊書店の棚には並んでいないような本を読む機会を与えてくれる。読書傾向は変わったものの、実は冊数で言えばあまり変わっていないようにも思える。

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岩井圭也『プリズン・ドクター』

奨学金免除の為しぶしぶ刑務所の医者になった是永史郎。患者にナメられ助手に怒られ、憂鬱な日々を送る。そんなある日の夜、自殺を予告した受刑者が変死した。胸をかきむしった痕、覚せい剤の使用歴。これは自殺か、病死か?「朝までに死因を特定せよ!」所長命令を受け、史郎は美人研究員・有島に検査を依頼するが――手に汗握る医療ミステリ。

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文豪未満

デビューしてから4年経った2022年夏。私は10年勤めた会社を辞めて専業作家になっ(てしまっ)た。妻も子どももいる。死に物狂いで書き続けるしかない。

そんな一作家が、七転八倒の日々の中で(願わくば)成長していくさまをお届けできればと思う。

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岩井圭也 作家

1987年生まれ。大阪府出身。北海道大学大学院農学院修了。2018年「永遠についての証明」で第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュ ー。著書に『夏の陰』( KADOKAWA)、『文身』(祥伝社)、『最後の鑑定人』(KADOKAWA)、『付き添う人』(ポプラ社)等がある。

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