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文豪未満

2024.02.13 公開 ポスト

「うつのみや大賞」にノミネートされました岩井圭也(作家)

ありがたいことに、またもや拙作が賞にノミネートされた。

昨年、角川春樹事務所から刊行した『楽園の犬』が、「うつのみや大賞」の候補となったのである。

うつのみやさんは、金沢市や野々市市など石川県内に店舗を展開している書店さんである。本書店独自の賞であるうつのみや大賞は、今年で13回目ということで、長年にわたって実施されている。今年は文芸書部門と文庫部門があり、それぞれ3作品ずつ選ばれている(『楽園の犬』は文芸書部門にノミネート)。

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文豪未満

デビューしてから4年経った2022年夏。私は10年勤めた会社を辞めて専業作家になっ(てしまっ)た。妻も子どももいる。死に物狂いで書き続けるしかない。

そんな一作家が、七転八倒の日々の中で(願わくば)成長していくさまをお届けできればと思う。

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岩井圭也 作家

1987年生まれ。大阪府出身。北海道大学大学院農学院修了。2018年「永遠についての証明」で第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュ ー。著書に『夏の陰』( KADOKAWA)、『文身』(祥伝社)、『最後の鑑定人』(KADOKAWA)、『付き添う人』(ポプラ社)等がある。

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