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帆立の詫び状

2022.11.04 更新 ツイート

私の脳のつくりについて(前編) 新川帆立

最近自分について大きな発見をした。ごく個人的な話だが、きっと誰かの役に立つと思うので書いておこうと思う。

 

小さい頃から、自分は他の人と脳のつくりが違うらしい、とは思っていた。

物心ついて以来、変な惑星に降り立った宇宙人のような感覚でいた。集団行動やルールを守ることが苦手で、同じ時間に同じことをするのが大変な苦痛だった。先生の話をじっと座って聞いているのはすごくつらかった。貧乏ゆすりやペン回し、手遊びが多く、母にはいつも怒られた。気まぐれで思い立ったらすぐ行動してしまう(そういうときは他のことは考えられない)。泣いたり怒ったりしていたのに、五秒後には鼻歌を歌ってへらへらしている。そんな私の様子に母はいつも腹が立ったらしい。「どうして我慢できないの? 周りとうまくできないの? あなたが自分をちょっとだけ抑えて、周りに合わせられるようになるなら、私は死んでもいい」と母に泣かれたことがある。

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帆立の詫び状

原稿をお待たせしている編集者各位に謝りながら、楽しい「原稿外」ライフをお届けしていこう!というのが本連載「帆立の詫び状」です。

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新川帆立

1991年2月生まれ。アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身、宮崎県宮崎市育ち。東京大学法学部卒業。弁護士。司法修習中に最高位戦日本プロ麻雀協会のプロテストに合格し、プロ雀士としても活動経験あり。作家を志したきっかけは16歳のころ夏目漱石の『吾輩は猫である』に感銘を受けたこと。2020年に「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した「元彼の遺言状」でデビュー。

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