社会・教養
母の誕生日がきた。92歳。静岡で少女時代から大人になるまで暮らしたことは覚えているが、東京に出てきてから、どこに住んだかも、結婚のことも何も思い出せない。「大昔のことだから、忘れてしょうがないよ」と慰めると、「我ながら、悲しくなってきたから寝る」と就寝。翌日、そんな会話すら忘れ、彼女の新しい一日が始まった。
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※連載は終了しましたが、著者への感想、コメントはしばらくの期間、こちらのフォームで受け付けています(非公開)。これまでも様々なご感想をお寄せいただき、誠にありがとうございました。

91歳の母親と、33年ぶりに一つ屋根の下で暮らすことになった。この日記は、介護殺人予防のために書き始めたものである。

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