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2022.02.26 公開 ツイート

殺伐とした社会を生きる 子どものたくましさ -『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ KIKI

アイルランド人と日本人のハーフの子どもの、英国での学校生活とはどんなものだろうか。本書は英国の南端にあるブライトンという街で、「底辺託児所」からカトリックの小学校、そして「元底辺中学校」に進学した著者の息子の生活を書いている。

カトリックが公立、私立にかかわらず、裕福な家庭の子が通っている学校だとすれば、著者が「底辺」と呼ぶ学校には、それ以外の子が通っている。息子が通うことになった中学校は、白人労働者階級の子どもたちが通う地元の「元底辺」で、いじめもレイシズム(人種差別)も喧嘩もあり、殺伐とした英国社会をリアルに反映する学校だった。

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KIKI モデル

東京都出身。武蔵野美術大学造形学部建築学科卒。山好きとして知られ、著書に美しい山を旅して』(平凡社)などがある。(photo: ohta yoko)

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