
ちょうど妊娠5ヶ月ごろ。あたたかなジェルを塗ったお腹の上を機械がにゅるんと走って、私が寝そべる視線の先に、エコー映像が映し出された。ぐにぃと赤い物体。これが、私の赤ちゃん。毎回思うのだけど、この映像をどんな気持ちで見ればいいのか、わからない。「かわいい」とはまだ思えないし、「会えた!」と思うほど鮮明でもなく、とにかく「あ、生きてる」と胸を撫で下ろすような感じ。
ここから先は会員限定のコンテンツです
- 無料!
- 今すぐ会員登録して続きを読む
- 会員の方はログインして続きをお楽しみください ログイン
ちょうど妊娠5ヶ月ごろ。あたたかなジェルを塗ったお腹の上を機械がにゅるんと走って、私が寝そべる視線の先に、エコー映像が映し出された。ぐにぃと赤い物体。これが、私の赤ちゃん。毎回思うのだけど、この映像をどんな気持ちで見ればいいのか、わからない。「かわいい」とはまだ思えないし、「会えた!」と思うほど鮮明でもなく、とにかく「あ、生きてる」と胸を撫で下ろすような感じ。
日々更新する
多彩な連載が読める!
専用アプリなしで
電子書籍が読める!
おトクなポイントが
貯まる・使える!
会員限定イベントに
参加できる!
プレゼント抽選に
応募できる!