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幻冬舎新書・これから出る本

2021.05.11 公開 ツイート

2021年5月26日発売の幻冬舎新書 幻冬舎編集部

幻冬舎新書の5月刊は6点、26日発売です。

『薬物売人』倉垣弘志

定価1034円(本体940円+税)

田代まさし氏への覚醒剤譲渡で2010年に逮捕され、懲役3年の実刑判決を受けた著者は、六本木のバーを拠点にあらゆる違法薬物を売り捌いていた。客は、金のある日本人。会社員もたくさんいた。マリファナの客は、癒しを求めて、コカインの客は、創造性のために、週末だけシャブをキメる客も多かった。しかし、楽しむための薬物は、いつしか生きるために欠かせなくなり、人生を破滅させる。自らも依存症だった元売人が明かす、取引が始まるきっかけ、受け渡し法、人間の壊れ方――。逮捕から更生までを赤裸々に描く。

倉垣弘志(くらがきこうじ)
1971年大阪府に生まれる。中学校に入学後から街の不良となり、何度も警察に補導される。工業高校に入学すると、週末はバイクでの集団暴走を繰り返す。卒業後、飲食店に勤め、バブル期の繁華街で金を稼ぐことを覚える。同時期に音楽、ダンスに興味を持ち、没頭していく。主にブラックミュージック、ストリートダンスに心酔し、この頃からマリファナ、シャブ、LSDなどを使用する。2010年、田代まさしに覚醒剤を譲渡したとして、逮捕。懲役3年の実刑判決を受ける。2015年、八重山の離島に単身移住。

『自粛するサル、しないサル』正高信男

定価924円(本体840円+税)

新型コロナ危機では、人々の間で「自粛派」と「反自粛派」の対立が起きた。サル学の見地によれば、自粛派は生物の本能として感染症を怖がる「サル的」で、反自粛派は理屈で恐怖感を抑制できる「ヒト的」。「ヒト的」のほうが進化形だが、「サル的」のほうが命を守るうえでは合理的ともいえる。この対立は、中世ペストのときも江戸時代の感染症危機でも繰り返されてきた。なぜ「自粛する、しない」の相違は生まれるのか。「永遠の敵」のようにも見える両者は、果たしてわかり合えるのか。サル学者によるコロナ文化論。

正高信男(まさたかのぶお)
1954年、大阪府生まれ。霊長類学者(サル学者)・発達心理学者、評論家。大阪大学人間科学部行動学専攻卒、同大学大学院人間科学研究科博士課程修了。京都大学霊長類研究所教授を2020年に退職。『ケータイを持ったサル』(中公新書)、『天才脳は「発達障害」から生まれる』(PHP新書)、『いじめとひきこもりの人類史』(新潮新書)など著書多数。

『だから、あの人は嫌われる――対人関係がうまくいかない人の解決策』吉原珠央

定価924(本体840円+税)

「頼み事がうまくいかない」「心を開いてもらえない」など、「自分が嫌われている」と思った経験は誰にでもあるだろう。自分も知らないうちに無神経な言動をして誰かを傷つけていないか、一度振り返ってみることは有用である。そこで本書では、メールで相談に乗ってもらったのに「なるほど」だけの返信をする人や、独りよがりの励ましをする人、エレベーターでわざわざ操作パネルから遠いところに立つ人など「嫌われる人」の言動を詳細に挙げ、そういう人をどう扱うか、そして周囲から「必要とされる人」になるためにはどうすべきか、その考え方や手法を具体的に解説。

吉原珠央(よしはらたまお)
イメージコンサルタント。プレゼンテーション、コミュニケーションをメインにしたコンサルティングを行うほか、「体感して学ぶ」というオリジナルのメソッドで企業向け研修や講演活動を全国で実施。また「ストレスフリー」をコンセプトにした化粧品、ファッションアイテムなどを扱う『PURA Tokyo』を立ち上げ、会社を経営。著書に『「また会いたい」と思われる人の38のルール』『「もっと話したい!」と思われる人の44のルール』『人とモノを自由に選べるようになる本』『自分のことは話すな』『その言い方は「失礼」です!』(すべて幻冬舎)、『パワーウーマンのつくり方』『「選ばれる女性」のシンプルな習慣40』(ともに宝島社)、『シンプルだけど心にひびく大人の気くばり』(三笠書房)がある。

『90を切るゴルフの名言33』岡上貞夫

定価946円(本体860円+税)

伝説のアマチュアゴルファー・中部銀次郎が「心が8割、技術は2割」と言ったように、ゴルフでは技術以外の要素がスコアを大きく左右する。そこで頼りになるのが、プレーに対する考え方のヒントが詰まった名選手たちの言葉だ。40年以上シングルハンディを維持する著者が、選りすぐりの名言と知られざるエピソード、独自の練習法などを紹介。「カップに打つのではない。カップの1ヤード先に打つのだ」(サンディ・ハード)、「バンカーでは決して欲張ってはいけない。ボールを出すだけで満足せよ」(ハリー・バードン)など、読むだけでスコアがみるみる伸びる!

岡上貞夫(おかがみさだお)
1954年生まれ。千葉県在住。ゴルフエスプリ愛好家、フリーライター。鎌ヶ谷カントリークラブ会員。1977年、慶應義塾大学法学部法律学科卒業。大学入学時は学生運動による封鎖でキャンパスに入れず、時間を持て余して体育会ゴルフ部に入部。ゴルフの持つかすかな狂気にハマる。卒業後はサラリーマンになり、ほとんど練習できない月イチゴルファーだったが、レッスン書ではなくゴルフ名言集やゴルフの歴史、エスプリを書いたエッセイなどを好んで読んだことにより、40年以上シングルハンディを維持している。そんな経験をもとに、ゴルフの持つ奥深い魅力を伝えるべく、幻冬舎plusにて連載中。著書に、同連載を書籍化した『ゴルフは名言でうまくなる』(幻冬舎新書)がある。

『中国経済の属国ニッポン――マスコミが言わない隣国の支配戦略』加谷珪一

定価946円(本体860円+税)

2030年にも、中国はGDP(国内総生産)で米国を抜き、世界一の経済大国になる。2021年、結党100周年を迎えた中国共産党は、歴史的な政策転換を提示。それは、中国を中心にしたブロック経済を構築し、米国や日本抜きでも成長し続けるという内容だ。さらに、テクノロジーや軍事力でも、中国が米国に取って代わる日が近づく。一方で、近年の日本経済は「爆買い」など、中国に大きく依存してきた。隣国の覇権獲得は、日本が今後、中国の土俵の上で外交やビジネスの遂行を強いられることを意味する。このまま日本は中国の属国に成り下がるのか? 数多のデータから、中国の覇権国家化の現状と、我が国にもたらす影響を見通す。

加谷珪一(かやけいいち)
経済評論家。仙台市生まれ。1993年東北大学工学部原子核工学科卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在は、「ニューズウィーク」や「現代ビジネス」など多くの媒体で連載を持つほか、テレビやラジオで解説者やコメンテーターを務める。主な著書に『貧乏国ニッポン』(幻冬舎新書)、『日本は小国になるが、それは絶望ではない』(KADOKAWA)、『億万長者への道は経済学に書いてある』(クロスメディア・パブリッシング)、『感じる経済学』(SBクリエイティブ)、『日本はもはや「後進国」』(秀和システム)、『ポスト新産業革命』(CCCメディアハウス)、『戦争と経済の本質』(総合法令出版)などがある。
加谷珪一オフィシャルサイト http://k-kaya.com/

『女たちのポリティクス――台頭する世界の女性政治家たち』ブレイディみかこ

定価990円(本体900円+税)

近年、世界中で多くの女性指導者が生まれている。アメリカ初の女性副大統領となったカマラ・ハリスに、コロナ禍で指導力を発揮するメルケル(ドイツ)、アーダーン(ニュージーランド)、蔡英文(台湾)ら各国首脳たち。政治という究極の「男社会」で、彼女たちはどのように闘い、上り詰めていったのか。その政治的手腕を激動の世界情勢と共に解き明かす。いっぽう、女性の政治進出を阻む「サイバー暴行」や、女性国会議員比率が世界166位と大幅に遅れる日本の問題にも言及。コロナ禍の社会で女性の生きにくさがより顕在化し、フェミニズムの機運高まる中「女たちのポリティクス」はどう在るべきか。その未来も照らす1冊。

ブレイディみかこ(ぶれいでぃみかこ)
ライター・コラムニスト。1965年福岡市生まれ。福岡県立修猷館高校卒。1996年から英国ブライトン在住。2017年、『子どもたちの階級闘争 ブロークン・ブリテンの無料託児所から』で第16回新潮ドキュメント賞を受賞。『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』がベストセラーになる。そのほか『ヨーロッパ・コーリング 地べたからのポリティカル・レポート』『労働者階級の反乱 地べたから見た英国EU離脱』『女たちのテロル』『ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち』など著書多数。

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