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ヘイケイ日記~女たちのカウントダウン

2020.07.16 更新 ツイート

京都の女王が亡くなったあともモテるのは 花房観音

「モテ」なんて、昔ほどには興味が無くなった。不特定多数の異性に好かれても、めんどくさいだけだ。若い頃はモテないことが大きなコンプレックスだったけれど、もう50を目の前にして、好きな人に好かれればそれでいいとは思っている。

おばさんになり、「モテたい」という願望を手放せて、楽になったつもりでいた。

そして「こうすればモテる」というwebの記事を、「そこまでして必死にモテなくていいのに」なんて、冷めた目で眺めていた。

周りの同世代の女性たちも、会えば話題は更年期か親の介護の話で、モテだの恋愛だのは二の次どころか、ふれないことも多い。

だからといって、別に恋愛や男に興味が無くなったわけではない。体力気力が衰え、確実に「老化」を考えざるをえない日々の中で、不特定多数の異性に好意を抱かれる「モテ」どころじゃなくなるのだ。モテても対応しきれない。

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花房観音

2010年「花祀り」にて第一回団鬼六賞大賞を受賞しデビュー。京都を舞台にした圧倒的な官能世界が話題に。京都市在住。京都に暮らす女たちの生と性を描いた小説『女の庭』が話題に。その他著書に『偽りの森』『楽園』『情人』『色仏』『うかれ女島』など多数。

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