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台湾ごはん、何食べる?旅ができる、その日のために

2020.06.21 更新 ツイート

コロナ対策がうまくいけば、10月には台湾に行けるかも!?だったら食べなきゃ小籠包竹中式子

この秋刊行予定の、台湾人の阿米(右)と日本人の美菜(左)の
台湾ごはんコミックエッセイでは、
小籠包がふたりの美食巡りのきっかけになります

3月19日0時から外国人の入国を禁止した台湾では、街中で観光客らしき人たちの日本語を耳にすることもなくなってしまいました。

でもそんな迅速かつ徹底したコロナ対策が効果を発揮して、感染者数もほぼ毎日ゼロに。そこで、政府はこれからの「旅行」についての方針を発表。身を守りながらの国内旅行からはじめて、状況を見ながら10月には海外からの観光客を受けいれたい! という内容でした。

 

台湾を旅する日は戻ってくる! じゃあ、台湾行ったら何食べる? となったら、日本人なら小籠包が候補に入ってくるのではないでしょうか。ガイドブックでも何軒も紹介され、お店ごとの皮の厚さや肉汁の量の違いなどが細かく分析されるほど、熱い想いが注がれている小籠包。

小籠包用の千切りしょうがは、多くのお店が取り放題。
写真は後半に紹介する「蘇杭點心店」の小籠包

ですが、台湾の人は小籠包のことを何とも思っていません。

というと極論かもしれませんが、「台湾名物は小籠包」という認識はなさそうです。

でも、小籠包が本当は上海料理だろうが、台湾の人から「なんで日本人は行列してまで小籠包を食べるんだ」と思われていようと、台湾では小籠包を食べたいですよね。私も無性に食べたくなるときがあって、職場近くのとりたてて特徴のない(だからガイドブックにも載らない)8個60元の小籠包を何度もほおばっています。

そして、日本から友人が遊びにくると小籠包屋さんへ連れてゆきます。

「鼎泰豐」には珍しい台湾ビールの生瓶があります

あまりにも有名すぎて、もはやガイドブックでも取りあげられなくなってきた「鼎泰豐(ディンタイフォン)」は、やっぱり鉄板。コミックエッセイの担当・Kさんご一行を案内したときのことです。

「東京にもある店なのに、なんでわざわざ……」と渋るKさん。「台湾の店は全然味が違うんです!」と強引に連れていく道すがら、

「これで日本とおんなじ味だったら、どうなるかわかってるよね」

というドスのきいたKさんの言葉を背後に受け、震えあがりました。でも、イケメンさわやか店員さんが運んできたセイロに鎮座する小籠包を口にした途端、

「ぜんっぜん違う! すごいジューシー!」

と大絶賛。私も自信はあったものの、寿命が延びたと胸をなでおろしました。

滋味深い鶏のスープ「元盅雞湯」も「鼎泰豐」の名物。
二日酔いの胃にやさしいのです
土日の朝10~11時限定(本店の場合)の「小籠湯包」は、
小さな小籠包をスープにひたしていただきます

お昼には1時間待ちにもなる「鼎泰豐」には、日本人の友人を連れてゆくときは行列を避けるため「本店(信義店)」「土日」「開店しょっぱなの朝10時(のちょっと前に到着)」「朝ごはんとして」の4箇条を守るようにしています(平日は11時開店)。

今年の1月に本店の近くにオープンした新生店は、土日は9時オープンなので、より朝ごはんに使えそうです。

「蘇杭點心店」の入り口付近では
小籠包を包む様子が見えます

お昼に小籠包を食べたいときには、近頃は「蘇杭點心店(スーハンディェンシンディェン)」へ。ここもガイドブックの常連店ですが、12時前や14時過ぎなどランチタイムを少し外せば比較的入りやすいです。

小皿料理のことは「小菜(シャオツァイ)」といいます。
街の食堂でもセルフの小菜は定番です

お店の入り口近くに並ぶいくつもの小皿料理から、食べたいものを自由に取ってゆくスタイルも楽しいのです。こちらは小籠包や小皿料理の安定感のある味と、ほどほどのお値段でお気に入りなのですが、もうひとつ、ちょっとクセのあるところも魅力的。

それは、トイレ。

トイレはお店のなかにはなく、一度外に出てビルの地下へ行かなければなりません。薄暗い階段を降りていくと、そこにあるのは卓球場! 彩度の低い灯りの下、卓球台がずらりと並びおじさんたちがスマッシュを決めている光景は、なんとも異国情緒にあふれています。そしてトイレは、ピンポン玉のはじける音を聞きながら進んでいった卓球場の奥にあるのです。

「トイレ、すげーとこにあった! やばい!」

親友・ハルミの中学生の息子が、冒険心が満たされた表情で興奮しながら報告してきたときには、思わずほくそ笑んでしまいました。

ミシュラン店がいくつもあって最近注目度を増している延三夜市。
そのなかの「保記小籠包」では、コロンと丸い小籠包がお皿で出てきます

薄皮を破ると肉汁とスープがあふれだす小籠包には、なんだか無性に心躍らされます。「台湾料理=小籠包」ではなくても、日本に比べればお店の数は段違いに多い台湾。台湾へ行ったら、小籠包はやっぱり食べておきたいものです。

■店舗情報(1)
鼎泰豐 信義店(ディンタイフォン)
住所 台北市信義路二段194號
営業時間 月曜~金曜11:00~21:00、土曜・日曜・祝日10:00~21:00
休み なし
→公式ホームページ
※支店は台北市内に7軒、新北市・新竹市・台中市・高雄市にそれぞれ1軒あり

■店舗情報(2)
蘇杭點心店(スーハンディェンシンディェン)
住所 台北市羅斯福路二段14號
営業時間 11:00~20:30
休み なし
→FB
※台北市内に支店1軒あり

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