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マンガ停留所

2019.09.13 更新 ツイート

ドラマティックな盛りあげなくとも深い感動 矢部太郎『大家さんと僕 これから』(新潮社)中条省平

『その女、ジルバ』『傘寿まり子』『大家さんと僕』『夕暮れへ』『メタモルフォーゼの縁側』。いずれもここ1~2年で話題になったマンガの題名ですが、共通点は何か?

それは、老人が主人公だということです。これらの秀作は、少子高齢化社会・日本の現実を反映しています。そこに、マンガというメディアの特質、世界の現実を反映する鏡としての鋭敏な機能を見出すことができます。

もうひとつ、これら高齢化社会を反映するマンガの特徴として、主人公は女性ばかりで、男の老人がほとんど出てこないことが挙げられます。端的にいって、男には、マンガの題材になるような、老人としての新たな人生の可能性が見えてこないということでしょうか。

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中条省平

1954年神奈川県生まれ。学習院大学フランス語圏文化学科教授。東大大学院博士課程修了。パリ大学文学博士。著書『中条省平は二度死ぬ!』『文章読本』など。翻訳書最新刊はロブ=グリエ『消しゴム』。

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