
日本最古の歴史書「古事記」を、落語家の桂竹千代さんが爆笑モリモリで読ませるこの連載。
今回は、有名なアマテラスオオミカミとスサノオノミコトが、「神様対決」を始めます。
ルールから何から、想定外すぎて、ほんとうにこんなことが日本最古の”歴史書”に書かれてるの?と、びっくり仰天するはず…。
思わず笑っちゃいます。どうぞお楽しみください!
* * *

第5話「ルール教えろって!」
父親のイザナギから勘当されたスサノオは、高天原にいる姉ちゃん・アマテラスの元へ泣きつきます。
アマテラス「あっ、山や川が揺れてる……もしかして、あいつ来るかな。やだな。苦手なんだよな、あいつ。泣き虫だし。だいたい何しに来るんだよー。姉ちゃんヒマだから遊んでよ~! ……ってか。いやいやそんなヤツじゃねーか……何か来るには理由があるはずよ! ……まっ……まさかアタシの高天原を奪うとかそんなんじゃないわよね。やーよそんなの。ふざけないでよ。よーし念には念をよ!」
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落語DE古事記

神社に行けば、私たちは神様にありとあらゆることをお願いしますよね。商売繁盛に合格祈願に延命長寿に縁結びに厄除けに……。
でもちょっと待って。こんなに頼りにしてる「神様」のこと、ちゃんと知ってますか?
神様について書いてあるのが「古事記」です。歴史の教科書でも最初の方に出てくるので、「古事記」について聞いたことのない人はいないと思いますが、でも何が書かれているかまで説明できる人って、少ないんじゃないでしょうか。
そこで、大学院まで古代史を専攻していた落語家の桂竹千代さんに、「古事記」を楽しく解説していただくことにしました。
爆笑注意ですから、静かな場所では読まないようにしてくださいね!
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