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前進する日もしない日も

2019.04.24 更新

モテる人、売れる人、入りたくなるカフェの秘密益田ミリ

オシャレなカフェがあった。オシャレなのにいつも客がいなかった。ソファ席もある。観葉植物もある。客だけが不在。なぜか入ってみる気がしない。そう感じていたのがわたしだけではなかった証拠にあっという間に閉店していた。 

 

オシャレでもないのに入りたくなるカフェもある。テーブルのぐらぐらを厚紙で調整している。となりの席の人の会話は筒抜け。出される軽食は可もなく不可もなく。でも、なんだか入りやすい。店は他にもたくさんあるのに、ついドアを開いてしまう。不思議だ。今日も入ってしまった。わたしのような客で店は相変わらず混み合っていた。

美人というわけでもないけれどモテる人もいる。一定数いる。小学校の同級生にもいたし、中学校や高校にも必ずいた。性格がいいからモテるとかそういう話ではなく「美人」としてモテているのである。

あれは一体、どういうことなのか。その仕組みさえわかれば……と雰囲気美人を盗み見するも、いつの間にか「やっぱり美人なのかも」と思わされている不思議。雰囲気美人に年齢制限はないようだった。

コラムニストのナンシー関さんが、いとうせいこうさんの50の質問に答えられてるのを読んだことがある。タレントがどう振る舞えば売れると思うかというに質問に、ナンシー関さんは、納得はいかないが、という一言を添えつつ、売れてるように振る舞えば売れる傾向がある、と答えられていた。

ということは、モテているように振る舞えばモテる。そういうことなのかもしれぬ。判明しても課題は残っている。モテているように振る舞うテクニックとは?? それがわかる人のカフェは、なんだか入りやすいカフェに違いなかった。

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前進する日もしない日も

仕事の打ち合わせ中、まったく違うことを考えてしまう。ひとり旅に出ても、相変わらず誰とも触れ合わない。無地の傘が欲しいのに、チェックの傘を買ってくる。〈やれやれ〉な大人に仕上がってきたけれど、人生について考えない日はない。そんな日々のアレコレ。

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益田ミリ イラストレーター

1969年大阪府生まれ。イラストレーター。主な著書に漫画「すーちゃん」シリーズ、『週末、森で』『きみの隣りで』『世界は終わらない』『今日の人生』『僕の姉ちゃん』『沢村さん家のこんな毎日』『泣き虫チエ子さん』などがある。またエッセイ『女という生きもの』『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』や、絵本『月火水木金銀土日 銀曜日はなにしよう?』(共著)など、ジャンルを超えて活躍する。最新刊は小説『一度だけ』。

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