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橋本治のかけこみ人生相談

2018.12.14 更新 ツイート

「自分はあんまり幸福じゃない病」にかかったら、たまにはバカになるのも手橋本治

幻冬舎plusの人気連載「かけこみ人生相談」の回答者の橋本治さんの回が、オリジナル文庫になって絶賛発売中。文庫に新たに所収されたあとがきを特別公開します。2018年もそろそろ仕上げ、心の悩みもほぐしていきませんか。

『橋本治のかけこみ人生相談』橋本治

世の中には「不幸な人」がいます。それは事実です。しかし、「不幸に見える人、人から不幸だと思われる人」が、本当に不幸かどうかは分かりません。「自分はこんなもんだ」と思って、文句も言わずそれなりに生きているかもしれません。貧乏だと、生活費を稼ぐのに忙しくて、自分の貧乏に文句を言っている隙がなくなったりもしますから。

それより面倒なのは、「自分はあんまり幸福じゃない」と思ってしまう人です。この人達は、自分の基準ではなくて「幸福そうに見える他人のあり方」をモノサシにして、「自分はそうじゃない……」と飢餓をつのらせているのですね。自分に充実感が持てない、自分のあり方を実感出来ないとそうなります。「どうすれば幸福になれるでしょうか?」と尋ねたって、そういう人は永遠に「あんまり幸福じゃない」です。

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母親に逆らわず育ち、帰省が憂鬱と悩む女性に「『お母さんが嫌いだから私は帰らない!』と電話でぶちまけるべき」と対話法を指南。中卒の学歴を子供に言えないと嘆く父親には「語るべきはあなたの人生、そのリアリティです」と感動の後押し。橋本流の謎解きと意外な処方に、生きる気力がわいてくる。壁にぶつかる人生も、たまには悪くないのかも。

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橋本治のかけこみ人生相談

「自分はあんまり幸福じゃない病」にかかったら、たまにはバカになるのも手……愛と感動の人生指南。幻冬舎plus人気連載「かけこみ人生相談」が文庫化。

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橋本治

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。小説、評論、戯曲、古典の現代語訳、エッセイ等、多彩に活動。『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)等、著書・受賞歴多数。

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