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橋本治のかけこみ人生相談

2018.12.24 公開 ポスト

仕事もでき、明るく正義感のある不倫相手にフラれ避けられ、辛いです。【リバイバル】橋本治

●しろ・事務員・40歳・女性・兵庫県

職場で半年前まで不倫をしていました。相手(既婚)が仕事上のトラブル(贈収賄事件に巻き込まれ自宅待機状態)とも会える状況じゃなくなり一方的に振られました。

彼は二カ月前から無事に以前とは変わらず復帰できました。その彼にとても避けられています。

相手が嫌な奴だったらいいのですか、仕事も出来、明るく、正義感があり同性からも上司、部下みんなから慕われています。

彼が休職中、私以上に落ち込んでる同僚が何人もいたほどです。いい評価しか聞きません。

そんな人に嫌われているかと思うと自分がダメな人間と思え、存在している事が悪くおもえてきました。

不倫関係になる前から彼が率先して開く飲み会には必ず呼ばれていたし、わたしの家でみんなで鍋をしたり。今では私だけ声がかかりません。

以前のように友達に戻れると思っていただけに、辛いです。私は出来るだけ普通に対応していますが、態度が悪いのでしょうか?

こんな考えても無駄な事が毎日続いています。

回答:あなたは嫌われてはいません。悪い記憶につながるものとして切って捨てられたのです。

あなたは誤解しています。あなたは嫌われたのではありません。「悪い記憶につながるもの」として、彼から切って捨てられたのです。

あなたがおっしゃるように、彼は真面目ないい人でしょう。

でも、贈収賄事件に巻き込まれたのです。

彼があなたのおっしゃるような《正義感》のある人なら、そもそもそういうものには巻き込まれないと思いますよ。

「俺はそういうものと関わるまい」と思っていて、でも組織内のことだから「巻き込まれた」という状態になってしまった――そういうこともあると思います。多分、そうでしょうね。

じゃ、そうなった彼はどうしたんでしょう?

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母親に逆らわず育ち、帰省が憂鬱と悩む女性に「『お母さんが嫌いだから私は帰らない!』と電話でぶちまけるべき」と対話法を指南。中卒の学歴を子供に言えないと嘆く父親には「語るべきはあなたの人生、そのリアリティです」と感動の後押し。橋本流の謎解きと意外な処方に、生きる気力がわいてくる。壁にぶつかる人生も、たまには悪くないのかも。

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橋本治

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業。小説、評論、戯曲、古典の現代語訳、エッセイ等、多彩に活動。『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)等、著書・受賞歴多数。

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