1. Home
  2. 暮らし術
  3. 「自分」を仕事にする生き方
  4. 自分にとっての「普通」がお金になる

「自分」を仕事にする生き方

2017.12.28 更新 ツイート

自分にとっての「普通」がお金になるはあちゅう

会社の名前はなく、個人の名前、つまり「自分」で仕事をする風潮が強くなるばかり。この逆らえない流れのなかで、まさにこのことを実践してきたはあちゅうさんが、12月20日に発売された単行本『「自分」を仕事にする生き方』でその具体的方法を明かしました。
本書より「2 好きなことをお金に換える方法」をお届けします。
(全体の目次

自分の「普通」をつきつめる

好きなことがまだお金を生まない時は、あらゆるアプローチを試してみることが大切だとは思うけれど、もしかしたら、自分でも思ってもみないことがお金になる可能性を秘めているかもしれません。

特技というのは、書くことだったり歌を歌うことだったりと、人前で見せられるものでないとダメだと思う人もいるかもしれませんが「考え方が特殊」というのも、特技になりうるのです。

私の場合、「こんなことがお金になるんだ」と驚いたのはインタビューです。話したらそれが記事になって、お金ももらえる。もちろん、記事のチェックなどには労力がかかりますが、自分のお喋りがお金になるとは昔は夢にも思わなかったので、「こういうことだってお金になる」ということの例の一つとしてお伝えしたいと思います。

私の場合は、フリーランスになってから、営業なんてしていないのに、インタビュー依頼が途切れたことがありません。

大きな収入源というわけではありませんが、収入源を複数確保するということは、自分を仕事にする上で大切なことですし、自分の可能性を広げてくれることです。

人は自分のことを普通だと思っています。自分の当事者は自分しかいないから当たり前なのですが、他の人から見たあなたはどこかしら「異常」な要素を持っている可能性があります。

この「異常さ」が個性と呼ばれるもので、これからの時代、個性はお金に換えられます。

たとえば、私は30代の女性で、結婚の適齢期だと思いますが、昔ほど結婚をしたいとは思っていません。

以前、会社員だった頃は結婚願望が強かったのですが、フリーランスになって、自分の力でちゃんと稼いでいけることがわかると、結婚はしてもしなくてもいいかも、と考え方が変わりました。

むしろ、せっかく発信することを仕事にしているのだから、何も考えずに30代だからと結婚するよりは、「結婚していないとどんなことが不便なのか」を体感するために事実婚をしてみるのもアリかな、なんて最近では思っています。

この結婚観の変化は、インタビューの時によく聞かれるトピックの一つです。世の中の女の人には「30代になったら結婚したい」と考える人が多いので「結婚しなくてもいい」という私の意見は、コンテンツになるんだと思います。

けれど、そんな私のように「結婚しなくてもいい」と思っている人に対しては、結婚したい人や結婚をすでにしている人の考える「結婚の良さ」もまた、コンテンツになるんです。

いずれにせよ、自分のどんな要素がどう人の役に立つかは、誰かが決めてくれることです。だから、とにかく人前に自分というものを恐れずに出しておくことが大切です。

自分の意見をさらけ出すことは、勇気のいることです。時にはネットで炎上したり叩かれたりもします。

「結婚しなくてもいい」なんて言うと、「負け惜しみだ」などと言われることもあります。負け惜しみなんて言われると釈然としない気持ちが湧きますが、なぜ釈然としないのかを考えることが、また次の取材のネタになったりもするんです。

人とぶつかりあうことを避けてはどんな仕事も出来ません。

でも、そのぶつかりあいは、自分の意志次第で生産的なもの、そして自分を成長させるものに出来るんです。だから、さらけ出すことを恐れないでください。

自分の「人と違う部分」は他の人に指摘されない限り、気づけません。

それを見つけてくれるのはあなた自身ではなく知らない誰かです。それも、身近にいる人よりはちょっと遠くにいる人のほうが、あなたの面白さに気づいてくれる可能性が高いです。

これから「自分」を仕事にしようと思っている人は「意見だってお金になる」と自信を持ってください。

自分の意見・考え方というものは、それだけで価値があるものです。自分にとっての「普通」は、誰かの価値観を変える可能性があるんですから。

**
続きは、『「自分」を仕事にする生き方』をご覧ください。
1月から3月まで全3回の刊行記念セミナーも開講します。詳細・お申し込み
みなさまのご参加をお待ちしています!

関連キーワード

関連書籍

はあちゅう/藤沢数希『男と女がいつもすれ違う理由』

恋愛だけで生きていこうとする女性と、仕事も恋愛も両方頑張りたい女性では、どちらが恋愛に有利なのか――? 「忙しい男は一途で都合のいい女が好きだ」という藤沢数希氏に対して、「恋愛は100%コミットしたからといってうまくいくわけじゃない」と応戦するはあちゅう氏。 恋愛に対して率直な発言が話題のふたりが浮き彫りにする、男女のすれ違いの現実。 限られた時間と金銭の中で、恋愛、結婚はどれほどの価値があるのか? <目次> パート1 男は都合のいい女が好き。 女は自分を好きな男が嫌い。 最初のデートで高級店は重すぎる 女の子から「高級レストランに行ってみたい」とは言いづらい 男は「都合のいい女」が好き? 仕事の能力の高さと恋愛の能力は別物 みんな恋愛も結婚もしなくなっている 恋愛しない人の遺伝子は滅びる 東京のキャリア女は働き蜂? パート2 恋愛は脳内麻薬の仕業。 結婚は金銭の取引契約。 男は大勢にアプローチしないとたったひとりとも付き合えない モテる男は社会から嫌われ、迫害されているかわいそうな存在!? 女性はなんだかんだ言っても「モテる男」が好き 愛とは繁殖のために必要な脳内麻薬の分泌にすぎない? お金持ちは結婚するな!? すれ違うふたりの結婚観 ※本作品のパート1は、幻冬舎plus(http://www.gentosha.jp)で2014年12月に「1周年記念対談」として、パート2は、2015年7月に「『ぼくは愛を証明しようと思う。』発売記念対談」として、それぞれ掲載したものです。

はあちゅう『かわいくおごられて気持ちよくおごる方法』

はあちゅう『わたしは、なぜタダで70日間世界一周できたのか?』

はあちゅう/DJあおい『言葉で心をつかむ。 私たちが考えていること、続けていること。』

一晩で100人のフォロワーが2万人になった謎の主婦、DJあおいさんと、大学時代からカリスマブロガーとなり、常にネット界を牽引しつづける、はあちゅうさん。 いったい、どういう人が、ネットで有名人になれるのでしょうか? また、どうすれば、SNSを使いこなし、楽しむことができるのでしょうか? フォロワーとの付き合い方、自意識の飼い慣らし方、人を惹きつける言葉の生み出し方、そしてネット世界に対する違和感――。 初対談のお二人がネット未公開の秘訣と本音を赤裸々に明かします。 <目次> ●1つのツイートで100人のフォロワーが2万人に ●言葉が言葉を連れてきてくれる時、書くことが快感になる ●朝に生まれる言葉と夜に生まれる言葉 ●誰もが自分の悩みは特別だと信じたがる ●人を気持ちよくさせる言葉は、時に偽善と媚になってしまう ●ネットで生まれた恋は成就するのか ●SNSで露呈される世代別の自己顕示欲 ●他者の言葉が浸透しすぎると、自分の言葉のように錯覚してしまう ●質の良い炎上は最高のエンターテインメント ●文脈を理解せず頭の中で事実を捏造してしまう読者 ●今後書きたいテーマは「反アイドル論」(DJあおい) ●自分の未来に手紙を出し続けることで理想に近づきたい(はあちゅう)

{ この記事をシェアする }

「自分」を仕事にする生き方

バックナンバー

はあちゅう ブロガー・作家

慶應義塾大学法学部卒。電通コピーライター、トレンダーズを経てフリーに。「ネット時代の新たな作家」をスローガンに、ネットと紙を中心に媒体を横断した発信を続ける。著作に「半径5メートルの野望」(講談社)など。月額課金制個人マガジン「月刊はあちゅう」が好評。
ツイッター・インスタグラム:@ha_chu
月刊はあちゅう https://note.mu/ha_chu

この記事を読んだ人へのおすすめ

幻冬舎plusでできること

  • 日々更新する多彩な連載が読める!

    日々更新する
    多彩な連載が読める!

  • 専用アプリなしで電子書籍が読める!

    専用アプリなしで
    電子書籍が読める!

  • おトクなポイントが貯まる・使える!

    おトクなポイントが
    貯まる・使える!

  • 会員限定イベントに参加できる!

    会員限定イベントに
    参加できる!

  • プレゼント抽選に応募できる!

    プレゼント抽選に
    応募できる!

無料!
会員登録はこちらから
無料会員特典について詳しくはこちら
PAGETOP