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宿命と真実の炎

2017.05.19 公開 ポスト

罪を犯す者と犯さない者。その差はどこで生まれるのか?貫井徳郎

“警察官連続殺人事件”をめぐる刑事と復讐犯の人生を描いた『宿命と真実の炎』が5月11日発売されました。
山本周五郎賞を受賞した『後悔と真実の色』の続編にあたる本作品には、発売前から書店員さんから感想が続々と届きました。
さまざまな感情が呼び起こされるようです。


◎SHIBUYA TSUTAYA 内山はるかさん

地道な捜査、刑事の勘、犯行動機。
犯人側、刑事側のどちらから読んでも面白かった。
いくつもの謎が解ける度に驚き、ページをめくる手は止まらず結末に驚愕した。
犯人も刑事も人間であること、人格を形成するのは環境なのか?
生まれもってのものなのか?
「生きる」ということを大いに考えさせられた。すばらしい傑作です。

 

◎七五書店 森晴子さん

現実にとても嫌な思いをさせられたので、根本的に私はあの組織を信じていません。
「警察における正義とは?」を考えさせられましたが、
衝撃的だったのは、やはり「巧みに組み込まれた真実に、全てをひっくり返される結末」。あり得ることなのに、ちっとも思いもつかなかったので呆然としました。
読みが甘かったです。
読了後、あわてて前巻『後悔と真実の色』を購入し、そちらもようやく読み終わりました。
前を知らなくても、知らないからこそ十分驚かされたのかもしれませんが、登場人物の今までの経緯を知った後に再読するとやはり細かい事実に重みが増しますね。

関連書籍

貫井徳郎『宿命と真実の炎』

幼き日に、警察に運命を狂わされた誠也とレイ。大人になった二人は、彼らへの復讐を始 める。警察官の連続死に翻弄される捜査本部の女性刑事・高城理那は、かつて“名探偵” と呼ばれた元刑事の存在を気にしていた。彼だったらどう推理するのか――。人生を懸け た復讐劇がたどりつく無慈悲な結末。最後の1ページまで目が離せない大傑作ミステリ。

貫井徳郎『後悔と真実の色』

“悪”を秘めた女は駆除する――。若い女性を殺し、人差し指を切り取る「指蒐集家」が社会を震撼させていた。捜査一課のエース西條輝司は、捜査に没頭するあまり一線を越え、窮地に立たされる。これは罠なのか? 男たちの嫉妬と裏切りが、殺人鬼を駆り立てる。挑発する犯人と刑事の執念。熾烈な攻防は驚愕の結末へ。第23回山本周五郎賞受賞作。

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宿命と真実の炎

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貫井徳郎

1968年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。93年、第4回鮎川哲也賞の最終候補となった『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』にて第63回日本推理作家協会賞受賞、『後悔と真実の色』にて第23回山本周五郎賞受賞。『愚行録』『乱反射』『新月譚』『私に似た人』が直木賞候補となる。その他『失踪症候群』ほか症候群シリーズ、『転生』『さよならの代わりに』『悪党たちは千里を走る』『プリズム』『追憶のかけら』『ミハスの落日』『灰色の虹』『北天の馬たち』『壁の男』など多数の著作がある

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