
“警察官連続殺人事件”をめぐる刑事と復讐犯の人生を描いた『宿命と真実の炎』が5月11日発売されました。
山本周五郎賞を受賞した『後悔と真実の色』の続編にあたる本作品には、発売前から書店員さんから感想が続々と届きました。
さまざまな感情が呼び起こされるようです。
◎本の王国知多店 莨谷俊幸さん
自分でも意外でしたが、初めて貫井作品を読ませていただきました。
連続する警察官の不審死、その謎を解明していくなかで刑事、OBの洞察力と犯人に隠された謎が明かされていく様に、ドキドキ感が止まりませんでした。
◎アマノ入野店 山本明広さん
読み手は犯人がわかっているのに、捜査との接点がどこまで行っても出てこず、どこでつながるんだろうと思っていたところでまさかの展開。
つながった瞬間、しびれました。
「こう来たか」と。そして最後の最後でこれまたまさかの……。
人間の野心というものは生きるための寄り処でありながら、それがあまりにも大きくなって暴走すると、おそろしいものを生み出してしまうのだなあと思い知らされました。
また、一人の女性刑事の成長物語としても面白く読むことができました。
思い通りにいかなかったり、壁に当たったりした時に信じるものに真っすぐになることで道が拓けていく様は希望を持たせてくれるものでした。
ただ、そんな中でも警察という組織が抱える闇というのはどうにもならないのか。
事件解決でスッキリと終わらず、読者の心に何を残す……。
そんなところもこの作品の魅力のひとつかなと思いました。
◎大盛堂書店 山本亮さん
自己肯定と拭いきれない贖罪がその狭間へにじみ出る。
その揺れ動く様を絶妙な筆致で描く貫井徳郎は華麗にそして容赦なく、読者の心を連打する。
今回も我々の期待の遥か上を行く本書は必読の一言です。













