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経済政策大全

2017.02.03 公開 ポスト

<経済政策大全>第6回

シムズの提言の本当の問題点とは何か小幡績

 シムズと「物価水準の財政理論」の話が続くが、これは現在の経済政策の危機を象徴する事例だから、もう数回続けよう。

 実は、シムズの提言、インフレになるまで増税を徹底的に延期せよ、ということの問題点は、多くの人が危惧している「一旦インフレになってしまったら、止められなくなってしまうのではないか(ハイパーインフレと呼ばれる20%以上のインフレになってしまう懸念)」ではなく、「どうやってもインフレにならないのではないか、ということ」だ。

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経済政策とは何か? なぜ専門家の政策提言は経済を悪くするのか? 経済政策はなぜ政治家のオモチャになりやすいのか? 「経済政策」の全体像を、そもそもの出発点から平易に考える。専門家に騙されない武器が身に付く集中連載。

 

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小幡績

1967年生まれ。慶應義塾大学ビジネススクール准教授。個人投資家としての経験も豊富な行動派経済学者。メディアなどでも積極的に発言。専門は行動ファイナンスとコーポレートガバナンス。著書に『リフレはヤバい』(ディスカバートゥエンティワン)、『成長戦略のまやかし』(PHP研究所)、『GPIF 世界最大の機関投資家』(東洋経済新報社)などがある。

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